表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜ヶ丘高校生徒会役員  作者: 嫁葉羽華流
冬の章 ~ユキ ト オモヒデ~
108/151

九十八日目、女性に手を挙げてはいけないというのは男性の共通認識

気づいてみれば……今回をのぞいてUPした字数を見てみたら……な、なにぃぃぃ!?

249,990文字だとぉ!?

……よくもまぁここまできたもんだなぁ……。

「ふぅ……」


自分は一息ついて近くにあったソファーに座った。

自分の近くには同年代の若者達が煙草を吸っていたり酒を飲んでいたりしていた。


「あ、クサナギさんもどうっすか? 一本」

「いらねぇよ。煙草なんざ百害あって一利無しだからな」


煙草は吸わない。

正直言って自分はよかった、と思った。


「そう言いつつも酒は飲むんすね」

「酒は百薬の長だ。飲んでも罰は当たらねぇよ」


おいおい。

それは時と場合によると思うぞ。


「にしてもいいんすか? 家に帰らなくても」

「あそこにいてもダメだからな。もっと俺はビッグになる男だからな」

「かっこいいッスね! さすがはクサナギさんだ!!」


そんな風に話していたら誰かが入ってきた。


「あれ? なんだみんな始めてたのか?」


そう言って入ってきたのはショウジョウ……先程、自分が康煕と言っていた人物だった。

そして、康煕は後ろに人を連れていた。

そこにいたのは……白いワンピースを着た、青色の長い髪をした美少女……。

自分がよく知っている美少女。

柊紫苑だった。


「紫苑……」

「しょうちゃ……」


自分は紫苑の姿を見つけたと同時に立ち上がり、紫苑の所に歩み寄り、外に連れ出した。

そしてある程度離れた後、

自分は、紫苑の頬を張った。


「……どうして、ここに来た? 紫苑」

「しょうちゃんが……ここにいるって聞いて……おばさんも、みんなも、心配しているよ?」

「…………」

「ね? かえろ? しょうちゃん。みんな……心配しているよ? だから……」

「……っせえよ」

「え?」


そして、自分は口を開き、紫苑を睨み付けて言った。


「いちいちうろちょろすんな。メーワクなんだよ。失せろ。おめーがいるだけで、僕は迷惑なんだ。ここには二度と来るな。いくらお前でも、今度来たら身の安全は保証しないからな」


そして、自分はその場から立ち去った。紫苑だけを残して。



「ショウジョウさん、さっきの女の子って誰なんですか?」

「ああ……あれな。あれはクサナギの……リーダーの彼女だ」

「ええ!? クサナギさんって……彼女いたんですか!?」


驚き顔で康煕の方を見る少年。

対する康煕はあきれ顔で、


「おいおい……お前らなぁ、リーダーは結構顔立ちはいい方なんだ。彼女の一人や二人、いてもおかしくはないだろ?」

「はぁ……でも、何でほとんど連絡してこないんですか? 俺ら、ほとんどリーダーが電話している所なんて見たことがないっすよ?」


それを聞いた康煕は煙草の箱を取り出し、一つかみしてそれを口の中に入れた。

そのまま租借をしながら言った。


「そりゃぁな、俺たちはこんな感じだろ? リーダーもやっぱり何らかの事情でこんな事があったんだ。少しはそっとしておいてやれ」


早い話、この人は何も知らないんだな……。

少年達はそう思った。



そして翌る日。

自分たちはまた町中に繰り出して、好き放題を働いていた。

時には店の窓を壊したり、

時には露天の品物をちょろまかしたり。

時には気にくわないグループと抗争をしたりしていた。

今日、自分はとあるグループとやり合った。

自分たちに何度も何度も絡んでくる連中だったが、今日、こてんぱんに伸してきた。

気分よくみんなで宴会をしているとき、突然に親から電話が入った。


「……何? 母さん。着信拒否をどうやって解除したんだ?」

『あ、昌介? よかった……つながったわぁ。ちなみに公衆電話から電話しとるんよぉ、って、今はそんな和やかな雰囲気醸し出してる場合とちゃう!』

「母さん。また父さんとの間に子供ができたの? だったら産婦人科に電話をかけないと」

『そうそう、そうやったなぁちゃんと病院に電話をかけなあかんなぁ。どうも、えろうすんまへん……ってちゃう! ちゃうわダアホ!』


実の息子にダアホなんて言う親がここにいるなんて思わなかった。


「じゃあ何? こっちは忙しいんだけど」

『紫苑ちゃんのことについてなんや! あの子、まだ家に帰ってきてないってきいてな……なんか知らんか?』


一瞬、自分はとまった。

酒で酔っていた自分の気分が、冷水を浴びせられたかのように一気に覚めた。

そしてゆっくりと息を吐いた。


「……いいや、心当たりは、ない」

『そうか……ほな、今から組の若い衆飛ばして、紫苑ちゃんの居場所探るきに、何か分かったら家に電話しぃ』


家に電話、か……。

思えば自分は、家の家業が嫌で飛び出したのに、結局やってることは実家と同じだな……。

自嘲気味にふっと笑った後、


「わかった」


と言って電話を切った。


「んあ? リーダーはどこだぁ?」

「さぁ……なんか、急用を思い出した、とか言って出てっちまったなぁ」

さて。

萩君の結末はいかに!?

ちなみに言っておきますが……この視点は萩(現 副会長Ver.)であり、萩(過去 ヤンキーVer.)ではない、と言うことだけは言っておきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ