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桜ヶ丘高校生徒会役員  作者: 嫁葉羽華流
冬の章 ~ユキ ト オモヒデ~
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九十六日目、きな粉、きな粉、きな粉、きな粉、きな粉、きな粉、きな粉、きな粉…

みんな!! 待たせたな!! お待ちかねの水月のあんちゃんが、帰ってきたぜ!!

……ん? ちょ、まてぇぇぇえぇぇぇええええええ!! なんでサブタイがきな粉!? あ、ヒッキー先生に影響されたんだ。というわけで、ヒッキー先生の小説、開明高校生徒会録よろしくぅ!!

っつーわけで。本編どーゾ。

「あー……とにかくよぉ。ハギショウスケっつーやつ、いねぇ? そいつと二人っきりで話してぇんだわ」


そのどこかで見たことのある愉快犯は僕の名前を呼んだ。

校長が呼ぶ前に僕は素早く壇上に駆け上がった。


「僕が萩だ。二人っきり……と言うことはここにいるみんなを解放する、ということでいいのかな」


その愉快犯はくくっと笑ったあと、近くにいた部下に何かを指示した。

それらは次第に伝播していき、やがて生徒や先生達はどこかに連れて行かれた。

残っているのは僕と……この犯罪者だけ。

どれくらいたっただろう。しばらくして、


「ちなみによぉ。変なことをしたら学校の至る所に仕掛けてある爆弾をどっかんどっかん爆発させっから、そのつもりで……なぁ?」

「えぐいね。どうも」


自称犯罪者は「くけけっ」と笑ったあと、ポケットから煙草を取り出した。

そしてそのまま煙草を口の中に放り込み、食べていた。


「…………」

「あー、なんっつーの? ふくりゅーえんってやつ? 俺さー、そーゆーの嫌いなんだよね。すぱすぱすぱすぱ。煙のなにがうめーんだか。煙は蚊取り線香だけで十分だっつーの」

「いや、その前に煙草を食べることをやめておいた方がいいんじゃないのかい?」


体に悪そうだ。何となく。

そう僕が言ったとき、犯罪者はまたしても「くけけっ」と笑った。


「変わったなぁ……萩ぃ……あの頃とは違うってかぁ?」

「? あのころ?」


訳が分からない。あの頃とは何のことだ?

確かに、僕は一時期入院していたけど、その頃から僕はこんな感じだったはずだ。

……きっと。


「なぁに……お前がまた、こっち側に来てくれたら俺としてはウレシーんだけどさぁ? 俺とまた、暴れようぜ?」

「なんだか分からないけど、お断りさせてもらうよ」

「じゃぁ死ぬか?」


そう言って取り出したのは何かのスイッチ的な物。

銀色の箱に赤いまるボタンがちょこんとあった。


「まずいっかしょー、ぼーん」


途端、


遠くの方で地響きと何かが崩れる音がした。


「ちょーっちまっててくれよー?」


そう言ってなにやらパソコンをかたかた動かした。

プロジェクターに写っていたハルさん達は消え、代わりにどこかの工場の爆破映像が映されていた。

すでにがれきの山とかしているが。


「あー今うつってんのな、近くにあったてきとーな工場な。今のは警告だァ」


そう言ってポケットからさっきと同じ銀色の箱が出てきた。

箱は全部で七つ。


「それとー、やさしーやさしー犯罪者さんからのほそくじょーほー。さっきの工場な……人がいたんだよ・・・・・・・












ぐ~~……


「おなか減った……」

「私もです……」

「何も食べてないからね……私たち……」

「この状況でよくこんなに落ち着いてられますねぇ!? 皆さん!!」


あーもう。雫ちゃんうるさい。おなか減ってるんだから我慢してて。叫ぶのは。軍曹さんからの一生のお願い。

えーちなみに。

今私たちはどこかは分からないところに幽閉されています。はい。

周りにあるのは、ぼろぼろのバネが飛び出てるベッドにさび付いてて使えなさそうなトイレ。それとそこから漂ってくる変な……あの……う○こくさい感じのにおい……(作者いつか殺す……。レディに向かってなんてことを……)と、かび臭いにおい。見た感じ……どこかの元刑務所、って感じなんだけど……。

ってか、


「寒い……」

「着の身着のままですからねぇ……」

「ハルちゃん、カイロあるけど、使う?」

「わー使いますー、ってこれもう使えないじゃないですか!! カッチカチですよ!?」

「軍曹さん。ザブ○グルですか?」

「違うから!! 変な顔もしてないから!!」

(ちなみに昔、ザブングルというアニメがあった。知りたいと思う方は調べてみるといい。Byビリーシア様)

「ああぁっ!! へんな回想が頭の中に!! だれ!? この黒マッチョ黒グラサン白短髪天使の人は!!」

「軍曹さん、落ち着いてください。ああ、でも乱れ髪の軍曹さんもなんだか素敵です……♪」

「ちょ、雫さん……大丈夫ですか?」

「あ、グミあった。雫ちゃん、食べる?」

「わー食べますー、ってこれわらび餅じゃないですか!! このままじゃ無味ですよ!! 味気ないですよ!!」

「だんだんと雫さんのつっこみのレベルが上がってますねぇ」

「たららららったった~♪ シズクはレベルが上がった。力が5下がった。賢さが3あがった。体力が2下がった。頭があれな子レベルが10以上上がった」

「何ですか!? 頭があれな子レベルって何ですか!? そしてほとんどのステータスが下がってる!?」


なんて騒いでたら勢いよくドアが開かれて、


「ウルサイゾオマエラ!!」

『外国人さん!!?』


そこにいたのはなんか……黒人で頭が丸くて目の部分に黒い付箋が――――。


『バ○ク・オ○マ!!?』

「チッゲェヨ!! オレハ、チャーリ小浜ダヨ!! 日系三世ダ!!」

「個人情報さりげにばらしてる!?」

「トニカク、ウルサイカラ、コレデモクッテ、タベテーロ」


そしてそんな黒人さんがくれたのは……。

使い捨てカイロ×1

きな粉×わかんない。たくさんある。

たくあん×1

外国人さん……。


『何に使えと!!?』


いや確かに、使い捨てカイロは嬉しいよ!? そこんところは激しくGJグッジョブと言いたいよ!? でも1つじゃん!! 限りなく数足りないじゃん!! あときな粉って何!? 何できな粉!? 何でこんなにきな粉がたくさんあるの!?  聞いてたの!? 私たちの会話、聞いてたの!? そしてここはきな粉の工場ですか!? 前述の刑務所的な扱いはどうするんですか!? そしてこのたくあんは何!? 何に使えと!? これで敵を殴れッてか!? こんなんコントにしか使えんわ!! たくあんを使ったコントなんて世界初だよコノヤロウ!!


「外国人さん……」

「いったれ!! 抄華ちゃんいったれ!!」


思いの丈を!! ぶつけるんだ!!


「せめてご飯をください!!」

「そっちかぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」



前述のシリアスなシーンをぶちこわしにしながら、次の話に進む。

YES    ←

NO     

ほんと前述のシリアスシーンを台無しにしやがりましたね。ええ。


てなわけで。どうも。作者の水月五月雨ですか(聞いてどうする)?

すっかり寒くなって参りました。作者は寒さは大の苦手です。書くスピードも落ちるし。今回の……今回の寒さのせいでこんなに落ちたんだ(違うだろ)!!


やっぱり冬はおこたにPSPデスね。ゆうなまor2やMHP2ndGをやってたりしてますよ。

皆さんは大丈夫ですか? MHP2ndG。作者はガンランス使いです。

ちまたではガンランスは臆病チキン武器といわれていますが……。

んなこたぁ無い!! ガンランスは竜撃砲が一番かっこいいんだっ!!

……あれ? なんでモンハンのネタにいったんだ? ああ。俺がふったんだ。


では皆さん。風邪やインフルエンザにかからないようにしてくださいね。

健康を祈って(物騒だな!! おい!!)。

水月五月雨でした。

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