九十二日目、ロリコンの活用形は、ロリコン<フェミニスト<ペドフィリア……って言うらしい。
今回は先にネタバレ。夢オチです。
秋原「先にオチを言っていいのか?」
いや、それ言っとかないと、秋原雁岨ファンに面目が立たないから。
あ、それとこれ、カンペね。これを今から大声で言ってね。
秋原「……行ってしまったな。えーと、なになに……。
世界中の幼女は私のもの! 大魔王ロリコーンの野望を、今回も阻止しちゃうゾ☆ へ~んし~ん☆ ……って、こんな事言えるかっ!!」
ぴか~(まばゆい光が)
秋原「うわっ!? な、何だ!? なんだか気が遠くなる……うわぁぁ~~~~っ!!」
「だれかぁ! 助けてぇ!!」
「ぐぇ~へっへっへっへ! 世界中のロリロリな女の子は俺様のものだぁ~!」
あぁ~っと! なんと言うことでしょう!
いつもいつも変なところに出てきてロリな女の子ばっかりをさらって自分をお兄ちゃん(血のつながっていない)と認識させる悪趣味な集団、ロリコン団がまたしても現れました!
団長のロリコーンはおなじみの孫の手を持ってとらえた女の子たちを次々に自分の義妹として洗脳していっています!
「てぇやぁ!!」(孫の手で殴る)
「……おにいちゃん?」(惚けた瞳で)
あぁっ! なんと言うことでしょう! このままでは全ての少女たちがロリコーンの魔の手に落ちてしまいます!
「げぇぁっはっはっは!! どうしたぁ? 俺様を止める奴はいないのかぁ?」
スタジオ「現場の柊さん! 急いでそこから離れてください! リポートは危険です!」
わかりました! そろそろ退避します! 以上、現場の柊でした。カメラマンは井宮さん……あぁっ!
スタジオ「ど、どうしましたか!?」
あ、あそこに……鉄塔の上にだれかいます!
黒い服……僧服でしょうか? わかりませんが、黒髪が風になびいています! いったい誰なのでしょうかっ!?
「待ちなさい! そこのド変態魔神!!」
「何奴っ!?」
黒い人がこちらに向かってジャンプしてきました! ……見事に着地! しかし五十メートルほどの高さの鉄塔からどのようにしたら安全に落ちてくることができるのでしょうか!?
「全国の幼気な女の子たちをさらい、自分の妹にするためにDVを働いて……人間失格だな!!」
「ざんねんだったな! 太宰治は読んでいない!!」
「そう言う問題じゃない!!」
そしてその人は顔を…いや、表を上げても顔はバタフライマスクで隠されています! 誰なのでしょうか!?
「私は……愛と正義と、全てのロリッ娘の味方! 『ミセス・ビューティーフォール』!! 全てのロリコンは、私が根絶する!」
かっこいい決めポーズ!! まばゆい光が見えてきます!!
しかし、魔神ロリコーン! 全く動じておらず、あまつさえ鼻でフンと笑いました!
「たった一人の小娘に何ができる! ゆけい! 人造ロリコーン共!」
『『ロリコーン!!』』
う、うわぁ! 変態が編隊をくんでやってきています! はぁはぁ言ってて気持ち悪い!!
『幼女! 幼女!! ツルペタ幼女!!!』
『ひのきたん! ひのきたん!! ハァハァハァハァァァァ―――――ン!!』
『ボクをぶって!! 力一杯ボクを!! ぶってぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!』
……もはや変態以外の何者でもない集団です。はっきり言ってキショイです。
「むぅ……こうなったらぁ……」
ミセスさんは背中に手を回して何かを取り出しました!
取り出したものは……!
「ぱぱらぱっぱら~♪ モミジロッド~♪」
「ってそれ単なるトゲ付きバットだろうが!?」
「違いますぅ! これは正義の科学者、ショウカ博士が作ってくれた変態お仕置き装置ですぅ~!」
「原作とお前キャラ変わってないか!?」
そんなことを言いながらもミセス・フォールは手にしたモミジロッド(鈍器)で変態を次々に改心……
「えい♪」
「ぎゃっ」
「いや、やめ……ぎゃふっ」
「あべし」
「ひでぶ」
改心……
「あっはっは♪ おんもしろ~い♪」
「勘弁し……あごぉ」
「まぎゃ」
「お母さんたすけ……ごふっ」
「えいせいへ……ぎゃぁ」
「うぐっ」
改し……
「これでとどめ♪ 改心してね(あの世で)♪」
「ちょっとまてカッコ内のもじがおかし……ぐふぅ」
「まぎゃ」
「たわらばっ」
「ぐしけんっ」
「じゃふぁ」
…………
「ほら♪ みんな改心して、いい子になって(輪廻転生して)やってくるよ?」
「明らかにお前の方が悪だよなぁ!? 一回回って来てるじゃねぇか!!」
……え~……っと……回りには死屍累々と変態の残骸が転がっていて、そして先ほどのモミジロッドにはなにやら血……。
「トマトジュース」
は?
「トマトジュース」
いやでも……これ、確実に血
「トマトジュース」
デスよねぇ!! これ間違いなくトマトジュースですよねぇ!! はい!!
読者とスタジオと視聴者の皆様!
ここに転がっている血と思わしき液体は全てトマトジュースです!! はい!! 番組はそのままで!!
……皆様? 私は暴力に負けたわけではございませんよ? 断じて。
「くっ……もはや我が配下がわずか三分で負けてしまうとは思わなかった……っ!」
「残ってるのはお前だけだな?」
そう言ったミセス・フォールは手にしたモミジロッドを青眼に構えました。
対する魔神ロリコーンは……!
「……いでよ! ジャオウソード!!」
そう言って取り出してきたのは……孫の手です!! ていうか、「ソード」なのに孫の手とはこれいかに!?
「ふん! 雑魚めがっ!!」
そう言ってミセス・フォールのモミジロッドを一刀両断にっ!! 読者の皆様! 視聴者の皆様!! スタジオの皆様!! やはりあれは剣でした!!
そしてミセス・フォール大ぴぃぃぃぃぃいいんち!!
「……秋原、じゃなくって、ミセス・フォール!!」
「その声はショウカ博士!!」
そしていつの間にやらカメラマンがだぼだぼの白衣を着たちっちゃな女の子に変わっています!! カメラマンさんは!?
「うむ。少し打ち身を……」
「……代わり身にディレクターを」
「んーー!! んーー!!」
ディレクターさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああん!!
ガムテープで口を封じられ、さらにはロープで亀甲縛りとはこれいかにぃぃぃぃいいいい!!!
「ふぁははははははははは!! どうするというのだっ!! というかそっちにいる女の子! 俺の元へと来い!! さすれば淫らな世界へと案内してやろう!!」
「案内されたら元の生活に戻れないような気がするので、遠慮しておきます……それよりかミセス・フォール!! これを使って!!」
そしてどこからともなく取り出した金管楽器が入ってそうなケースのものをミセス・フォールに投げ渡しました!!
ミセス・フォール! それを空中でキャッチ!! そして素早くあける!!
そこに入っていたのは…………
剣と言うには、あまりにも無骨。
無限の破壊力を秘めたそれは、アメリカの殺人鬼も御用達。
人類が生み出した、史上最強の……工具!!
チェーンソー。
ぶぉぉぉぉぉおおおおおおおおん!!!
「「「怖ぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇえぇぇぇえぇええええええええええ!!」」」
「説明しよう。ミセス・フォールが持っているチェーンソー(チタン製)はこの世のありとあらゆるものを切ることができるのだ。それこそ、悪だろうがロリコンだろうがフェミニストだろうが何だろうが因果律ごと断ち切ることが可能なのである(ショウカ裏声)」
いやいやいやいや!! もはや血まみれ……もとい、トマトジュースまみれのミセス・フォールが持っていたらまさしくこの小説はR18指定を受けてしまいますよ!? というか、もうすでに受けていてもいいのではっ!?
「あはっ♪ 死んじゃえ♪」
「ま、まて……いくら何でもこれで切られたら俺は命を取り留めることができないような……!」
「えーいっ♪」
ぶちぶちぶちぶちぶち(誰かの筋肉繊維を断ち切る音)
ぶしゃぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ(誰かの血液が吹き出したような音)
がりがりがりがりがりがりがりがり(誰かの骨を削ったような音)
「――――!! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!」(誰かの声にならない悲鳴。モスキート音推奨)
※放送事故が起こりました。しばらくはキレイな川の流れを見て落ち着いてください。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!?」
「あ、起きた」
「会長、こんなところで居眠りするなんて……そりゃぁ今日は日当たりがいいですけど……」
気がつくと真っ青な空の元、二人の生徒会役員(庶務と副会長)に囲まれて眠っていた……らしい。
にしても……何の夢を見たんだ? 俺は。なんか俺の本能が思い出すなといってきているので思い出しはしないが……。
そしたら、懐かしいあの声が……そう。雁岨の
「竜介。こんなところで寝ていたのか」
「あぁっ!? 会長、どうしてそんな全速力で逃げるんですかっ!?」
「まるでガゼルだねぇ。肉食獣に追い詰められた感じの」
「……私は何かしたのか? だとしたら、何をしたんだ? 私は」
はい。というわけで夢オチでした。
そして……自分のブログにて、桜田ハルの絵を掲載しました!
気になる方は行ってみてくださいね!
アドレスはこちら。↓
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