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桜ヶ丘高校生徒会役員  作者: 嫁葉羽華流
春の章 ~はじまりはいつもここから~
1/151

一日目、自己紹介っ!

 春。それは始まりの時。


 春。それはいろいろな物が芽吹くとき。


 春。それは…


「ん?(時計を見る)」


 ただいまの時刻。
















 8時20分。




「あ………」


 うん。分かってるよね。この展開ってやっぱり…


「………………………………………………………………………………………………………ぐ〜〜〜」


 うおぃ! 寝るんかい!


 しかも八時二十分ですよ!八時二十分!おきんとまずい!


 「……………………………………うっさい(目覚ましをこちらに向かって)」


 どぐふぉあ!!!


 さ、作者に向かって…目覚ましを投げつけおった…(何人だよあんた…)


 あ〜もう! 起きろ! 主人公!


「ん〜? な〜に〜?」


 な〜に〜? じゃない! もう小説はじまってんだよ! さっさ起きろ! ボケ! このカスがふぉうあっっっっっっっ!!!


 「主人公に向かってボケだのカスだの…」


 あの〜せめて怒るときくらいは寝癖直してください。長い桜色の髪が跳ねまくってますよ。


 それと目やにとって。いくら何でもそれで読者の前に出るのは失礼だと思うよ? この後、キミのことを『人形みたいな目鼻立ちの可愛い女の子』として出すんだから。


「うっさいわね〜。読者がどうなろうと知ったこっちゃないわよ」


ひでぇこいつ。謝れ。読者に謝れ。これ読んでる読者さんに謝れ。


「ったくも〜しかたないわねぇ〜(ぼりぼり)」


 オイ、どこ掻いてんだ? どこを。


 「え〜皆さん。この桜ヶ丘高校生徒会を読んでいただき、誠にありがとうございます。わたくし、この小説の主人公、桜田ハルと言います。以後お見知りおきを」


 え〜っと、そう言って読者の皆様方に挨拶をした女の子は桜色の髪をなびかせて読者の皆様にご挨拶をしました。あ、ちなみにいっとくけれど、今のこいつの部屋、とてつもないゴミ屋敷だから。だってこいつ、馬鹿だから(プッ)。


「作者笑うな。あんたも人のこといえないくせに」


うぐ、う、うるさい。それよりか早く学校行け。学校。


「はいはい。あれ?私の着替えシーンは?」


んなもんいれたら読者が鼻血BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!な展開になって大変だろうが。省略しておいたからさっさ教室行け。もとい、学校行け。


「あ、こいつばらした。今私がいる場所が桜ヶ丘高校の寮の中だって」


んなことより時間。今何時?


「ん〜?えっと…………………………………………………………………………」

…………………………………………………………………………

…………………………………………………………………………


あ〜、読者の皆様。今こいつが黙っているのは放送事故とかじゃなく、現代学生諸君がおそらく悩まされている深刻でもっともゆゆしき事が起こっているわけで…あ〜、つまり…


「ち、遅刻じゃないの〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」


はい。そ〜いうわけです。


ちなみに、ただいまの時間。


8時50分。


 うん。ぶっちぎりの遅刻☆

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