第2話 おっぱい揉み放題ってこと?
もみもみーー
「なんで俺がこんな超絶美少女になってるんだ。こう言うのって神様かなにかが説明してくれるのが普通だろ!」
もみもみーー
「とりあえず日付が知りたいな⋯⋯」
自分の部屋に置いてある24型のテレビを点ける。そこには只今絶賛放送中の糞アニメ『ポップピミミック』が映し出される。
「録画してるんだよな〜これ。途中から見始めると萎える〜」
とりあえず日付の確認は出来た。土曜の25時過ぎって所か。川に落ちる前とほぼ同じだな。もみもみーー
「あの〜。そろそろ自分のおっぱい揉むの辞めてもらっても良いですかね。大変キモくて話す気が失せてしまって」
「いやー、女の子の体って柔らかいよね。初めてのおっぱいの感触に脱帽脱帽。って、君だれぇぇぇぇぇ!?!?」
テレビに背中をつけて背後に立っていた人物を下から見上げる京介。目の前には浴衣を着て、茶髪をポニーテールにした超絶美少女が、地面で死んでるセミを見るような引きつった目付きで京介の事を見下ろしていた。
女の子同士でもその視線でゾクゾクしちゃうっ!!
「なんかまたキモい事考えてる顔してますよ。鏡淵京介さん」
「なんで名前を⋯⋯。もしかして、神様ですかーー」
この場面で現れる第三の登場人物といったらこれ以外にはあり得ないだろう。
「そうです!私は神様なのです!!とっても偉い神様で、普通は会話なんてさせてあげないんですから!」
超絶美少女神様キターーーーーッ!!
人間は全員この茶髪ポニーテール浴衣超絶美少女にお祈りしたり、願い事したりしてたんだよ?今度からもっとエロいこと神社でお参りしような。お兄さんからのお願いだぜ!
「神様ありがとうございます!!俺をこんな超絶美少女として転生してくれて!もしかしてここは異世界ってやつですか!?それにしては現代っぽい世界観なんですね!!」
「いやいや、私は何もしてないんですけどね。それと申し訳ないんですが異世界でも転生でも無いんです。鏡淵京介さんは土手で転んで川で溺死してますし、ここは今まで生きていた現代なのです」
「えっと、じゃあ俺は誰なんだ?」
混乱してきた。俺は死んでいる。そしてここは西暦2018年の日本だと言う。
「貴方はもう1つの世界の鏡淵京介さんです」
「もう1つの世界⋯⋯?」
「はい。鏡の中の世界です」
2018/02/27 22:20
神様のセリフを若干修正しました。
2018/02/28 03:00
3点リーダの修正。