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プロローグ
別に、自分は特に秀でたところの無い人間だと思う。
勉強ができる訳じゃない。
かといって運動ができる訳でもない。
喧嘩が強い訳でもなく、いろんな人に好かれる優しい人間でもない。
ヤンキーではないし、クソ真面目じゃない。
世の中にブツブツ文句を言える程、良いことをしている訳でもなければ、それ程の地位がある訳でもない。
まさに凡人。
珍しい人間ではなく、どこにでも居る、いくらでも替えがきく人間。
立派な志?
そんなものあってたまるか。
友達思い?
はなっから信用してない奴等の為に何するんだ?
優しい?
世間体を気にしてるだけだ。
特別な力?
要らない。そんなものは。
くだらない。ああ、くだらない。
つまらない世界に生まれたものだ。
つまらない・・・世界のままだったはずなんだ。
なにがどうしてこうなった。




