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異世界行ったら魔王になってたんだけど(以下略)  作者: にょん
第二章 三姉妹と精霊少女に栄光あれ
39/67

39 . 最後の遺産


「 ようこそ!!我が城へ!!!」

「っはぁ?」

第一声がそれだった。イケメンといえばイケメン、というそこそこなイケメンの顔の半分髪で隠れた青髪男。まさに吸血鬼のように黒いマントに包まれた長身。少し見え隠れする牙。手狭な部屋の一番奥で椅子に足を組んで座っていた。

こいつは…


「あっ、16幹部のデュール殿じゃないですかぁー!お久しぶりですね!!」


マイがハッと声を上げる。私といえばはて?とマイを凝視した。

「おや、そこにいるのは王宮のヘンテコすっとこどっこいお馬鹿メイドではないか」

「なんですかその呼び名!!!!私にはマイという名前があるんですぅ!」

どうやら顔馴染みのようだが…一体どういう事なのだろう。

「おやおや?そちらにいらっしゃるのは…魔王のエイル様か?」

「いや、アイナよ。変え月したのって言えばわかるかしら」

私の言葉になるほどなるほどと肘をつき呟いた。すると青髪長身はスクッと立った。

「我は地獄の吸血鬼、デュール!!かつては城に使えていた占いの者!しかしある時妙な青年によって封印されてしまってな!まいったまいった!」

「なるほどー、だから5年ほど城から消えてなさったのですねー!」

5年?何かが引っかかった。

「おい、マイ。あんた何歳なの?」

「18ですよ」

肉体年齢は、とボソッと聞こえた気がするが気にしないでおこう。

「おやおやおや?そこにいるのはベルテア・アティマにそっくりな娘だな!もしかしてそうなのか?」

「もしかしなくてもそう、ですよ。私はソレラ・アティマ、です」

ソレラが一歩前へと出た。壁の燭台の火が揺らめく。

「ほうほうほう!やっと会えたなベルテアの娘よ!そなたの父に預かっていたものがある!」

遂に最後の遺産、という事か。とその場の全員が息を飲んだ。

「その預かっていたものとは………」

とは…???


「私だ!!!!!」


私の鉄拳のグーパンチが飛んだ。



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