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異世界行ったら魔王になってたんだけど(以下略)  作者: にょん
第二章 三姉妹と精霊少女に栄光あれ
38/67

38 . 開かない?


「ハァ…ハァ…ハァ…ッ」

「なんとか…まいたみたい…です」

「アイナ様…すいま…せん…」

皆息切れが止まらない。私だってあんなに走ったのは久しぶりだった。ぺたんと床に座り込み息を整える。

「…んでここは?」

私達はなんだか重そうな扉の前にいた。扉にはなんだか細かく文字が彫ってある。

「ここが封印の場所、です」

ふむ、逃げながらなんとか目的地に着けていたのか。土埃を払いながら立ち上がり扉に近づく。

「この扉にパスワードのキーワードが隠されているようなの、ですが。全くもって解読不可、です」

「解読不可って…」


これ、日本語じゃん。


「『俺、いつかこういうダンジョンに誰かを封印してみたかったんだよなぁ!遂に願いが叶っちまった!別に適当に開発しただけなんだけどな。他の変え星したジャパニーズに向けて残しておくゼ☆』…」

「!?アイナ様、やはり読めるんですか!?」

読み上げてしまってからでなんだがなんだこの馬鹿みたいな文章は。

「『ここの封印のパッスワードはぁあああ?なんとなんとなんなーんと!南南東!!恵方巻き!!じゃなくて!!!』」

なんて馬鹿みたいな文章なのだろう。

「『パスワードはなんと!!!日本人ならわかるだろう?生粋のジャッパニーズなら!おっと、もしかしたら外国人でもあり得るのかい?でも流石にあった事ないしもしそうだったとしてもこの古代文(笑)は読めないかぁ!!!あははははは!☆』」

「ほ、星…」

早くパスワード教えろよ。

「『パスワードさ!本当の本当のパスワード!!!実はなちっぽけなものなんだ。どうだ?ちっとも想像つかないだろう?ではお主、扉の前でこう叫んでみよ!!』…」



「…『ひらけ、ごま』」



ごごごごっと音を立てて重そうな扉が開いた。こちらをまるっきり尊敬するような目で見ている二人をよそにこれを書いた何処かの馬鹿に軽蔑の目を浮かべた。


なめてんのか。



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