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異世界行ったら魔王になってたんだけど(以下略)  作者: にょん
第二章 三姉妹と精霊少女に栄光あれ
31/67

31 . いたずらなクレア

「お父様!!!」

今度はお前か。と思う程の飛び込みを扉みかまし、案内された部屋へとダイブしたのはアイだった。中の様子といえば青と白でまとめられた室内で家具さえも青の木枠に白のベースというのが殆どで、壁紙は汚れたら超目立つ真っ白の純白だ。そして部屋のど真ん中には私の部屋と同じような天蓋のついた広いベットには老紳士が、その隣の椅子には美女がいた。美女はかくん、かくんとうたた寝をしているようだ。毛先がくるくる跳ねている赤髪のボブにこの部屋の壁のように白い肌、メイド服とドレスを掛け合わせたようなデザインの服を見にまとい、白の裾から伸びる左手は老紳士左手を握っていた。

老紳士と言えば少し微笑むような顔をみせる。

「おぉ、マイとアイとメイか。久しぶりだな」

「えぇ…?貴方、あの子達が帰ってくるわけ…あら!!おかえりなさい!!!!」

そう言うと老紳士は体を起こす。それにはっとして目を覚ましたのか美女の方がうとうとと寝ぼけた事を言い三人を視界に入れ喜びの声を上げた。三人の後ろにいた私に気が付いたようで老紳士はばっとベットから降り美女と部屋の真ん中に降り立つ。

「こここれは!アイナ様まで!大変なご無礼を致しました事をお詫び申しあげ_」

「いいからいいから!」

慌てて老紳士達を制すとマイが口を開いた。

「あれ?お父様、危篤じゃないんですか?」

「危篤…?なぜそのような話になってるんだ?」

「「「え?」」」

これははもらずにはいられない。

「あぁ、貴方、クレアに手紙を書いてと頼んだじゃない。なるべく早く帰らせるように書けって」

「あぁそれでか。申し訳ないな、クレアは少々面倒くさい所があってな」

なんでそんな奴に手紙書くの頼んだよ。

「…ということは、それはクレアのただのイタズラで、私達に帰省させる為に手紙を出した…と?」

アイが苦笑いで回答を求めると老紳士達も苦笑いで頷いた。

「でも実はそれだけではないんだ」

三姉妹の肩が微妙に上がった。老紳士は苦笑いから微笑に変えて話を続けていく。


「マイ、アイ、メイ、一週間前にこの街の海で船を壊しまくっていたのはお前らだろう?」


ギクッとわかりやすく三人が固まった。

お前ら、なんてことしてんだよ…。

「あ。私ちょっと外で飲み物でも飲んでますね〜」

私の空気を読んだ発言に三人が振り返りとても怖い顔をなされる。おぉこわいこわい。

「それでは〜」

半端外れかかっている扉から出てぱたんと閉めると中から怒号が響いた。うわー優しそうな人だと思ったのに。とビクビクしながらその場を後にした。

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