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異世界行ったら魔王になってたんだけど(以下略)  作者: にょん
第二章 三姉妹と精霊少女に栄光あれ
22/67

22 . 魔力と魔法は才能次第?


「それではアイナ様。今日は魔法をやっていこうと思います」

「やったーー!遂に来たか!!」

木を基調とした教室ぐらいの広さの講義室で教卓に立つアイの言葉にガッツポーズをした。

「…言っておきますがアイナ様。今日は座学ですからね」

「何故だああああああ」

机をガッタンガッタン揺らした。それを見て呆れたような顔のアイは懐から分厚い辞書のような物を取り出し机の上にドンと置いた。厚さ10センチは軽々あるのじゃないかと思える本は皮の表紙に文字が書いてある。

「これが魔導教書第1章です」

「な、何それ多くない?」

「普通ですよ。ちなみに10章まであります」

地獄かよ。

魔導教書を手に取りパラパラとめくってみる。挿絵が入っていたり図式があったりと様々だった。

「アイナ様、まず5ページをご覧ください」

大分先へ進んでいるページをパラパラと戻し5ページを開いた。そこに大きな見出しで『猿でもわかる魔力や才能について』と印刷されていた。喧嘩売ってんのか。

「まずこのページを見て分かる通り才能や生まれつきの個体値”によって魔力や向いている魔法が異なります。と言うわけで今から手始めにアイナ様の個体値を見ましょう」

「本格的に超ファンタジー!」

「黙ってください」

「サーセン」

そこでアイは懐から青く丸いビー玉よりは大きい水晶のようなものを取り出した。それは光に当たった瞬間眩い光を放つ。

「…眩しいのだけれど」

「申し訳ありません、こういう性質があるので。これは測定石といってこれを握ればその人のステータスが分かるのですよ」

「へぇーどういう仕組みなの?」

「これは手の内から血液を流れる魔力の量を測定しそれに加え少量のマナエナギーを流し筋肉や脳のあらゆる情報を引き出しそれを総合的に計算し出した数値が現れるのですよ」

「なるほどわからん」

「ではこれをどうぞ、ちなみに窓の近くには近寄らないでください」

窓?と思いながら差し出した出した右手に青い水晶が転がった。ギュッと握るが特に何も起きない。 はて?と思っていると窓に白いものが見えた。

「!!??うわわわわわ!!何これ!!」

鳩が窓から猛スピードで突っ込んできた。がっしゃーんというガラスの破壊音に思わず飛び上がる。不時着した白い鳩は首に白い紙を巻きぽっぽぽっぽと部屋を歩いていた。窓、割れてるじゃん。

「…はぁ、これだから魔力省は」

「ねぇこれどういこと?」

屈み込んで鳩を捕まえ首についていた紙を解き窓から投げると紙を手にこちらを向き直った。

「すみません、先に説明するべきでした。ステータスの測定が終わると瞬時に届くのですがその…」

「伝書鳩かよ」

「そうなのですよ。…近々システムを変えたほうがいいですね」

仕事は早いんですけど、とボソッとアイは呟いていた。

「では結果を確認させてもらいますね」

そう告げてアイは四つ折りの紙を開いた。

「…えっと」

「何、嫌な予感しかしないから早く言って」

「申し上げにくいのですが、アイナ様は魔力値はぶっちぎりですがその…その他は最低値です…」

圧倒的不利。

「でも魔力値が2万あるので大分いいと思い…ますよ…」

使えたらですがとボソッと聞こえた気がする。

「と、とととりあえず今日は座学はやめて一度やってみましょうか!」

凄い気を使われてる気がする。

「ちょっとそれ見せて」

「はい…」

差し出された紙をパッと取り広げた。そこにはこう記されている。


魔力値 24320

体力値 5

能力値 24

知能値 560

幸運値 50000

その他 最低値


なんだこれは…。

「その、知能値は魔族の平均よりありますし、精霊の加護を受けていない魔族では圧倒的の幸運力ですし…」

「もういい異世界なんて嫌いだ…」

「アイナ様ああああああ!」

講義室を走って飛び出した。


…凹んだので今日一日部屋に篭ります。


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