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異世界行ったら魔王になってたんだけど(以下略)  作者: にょん
第一章 異世界に栄光あれ
20/67

20 . 接触

「…エイル様、否、アイナ様と接触いたしましたの。変え月を行われたというのは本当だそうですわ」

「そうか」

目の前の茶髪の少女は少々心配そうな顔をしてこちらを見上げている。何がそんなに心配なのか、全くもってわからない。

「なにを心配している?」

「いえ…別になにも」

フイッとそっぽを向かれてしまった。

「ははは、心配事なんてする必要もないさ。時を見て計画を開始するだけ…」

「そんなこと言っていいんですの?もし誰かに聞かれたら…」

「大丈夫だ。もう帰っていいぞ。気をつけて帰ろよ、ロゼッタ嬢?」

少女は黒いローブを顔まで深く被ると踵を返し反対側へと足を向ける。

「余計なお世話ですのよ。それではまた」

不意に口にした声に微笑をしていると少女は路地裏に消えた。

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