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異世界行ったら魔王になってたんだけど(以下略)  作者: にょん
第一章 異世界に栄光あれ
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14 . 仲良く殺しあいましょう

「ようこそおいでなさいました、魔王様」

私達をド広い玄関で迎えたのは白髪混じりの初老の紳士と10代後半ぐらいの赤を基調としたドレスを着た少女だった。二人とも深々と頭を下げると顔を上げにっこりと笑う。

「この度はわざわざ王都から武道会の為にお越しいただきありがとうございます。私がここの当主、領主であります、メーデル・アルフギン・エティペドゥです。そしてこちらが私の娘であるロゼッタです。以後お見知りおきを」

メーデルといったか、初老は右側にいる少女を指すとまた微笑んだ。

「へぇーロゼッタね。茶髪悪くないわ」

「そのようなお言葉、誠に感激いたしますわ」

声も可愛いじゃん、と心の内で思う。やはりここの世界はみんな美男美女なのかと思ってしまうほどだ。

「それでは開幕式を始めさせていただきますのでこちらへどうぞ」

人々の声のする方へとメーデルは歩き始めた。それに優雅と言わんばかりの気品を放ちながらロゼッタがついていく。それにつられるかの様に私はふわふわとなんとも間抜けな顔でついていった。


* * *


《このゲーム》はとても簡単なルールだ。

小学生、否猿でもわかる。

一つ、魔法や精霊等を禁じ武力で戦う。

二つ、『仮想戦闘モード』を使う。

三つ、やばそうな技が出そうになったら全力で逃げろ。

つまり実際に誰かが死ぬことはないけど屋敷一つ吹き飛ぶ事とかはあるから気をつけてね☆、ということだ。



なんという壮大なクソゲー。



しかもそれを見ているだけ。

一言で言うとクッソツマンナ。

「安心してください!アイナ様はこのメイがアイナ様の周りに結界を貼りどの様な屋敷破壊攻撃もアイナ様だけはお守りします!」

すっごい心配。

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