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大竪穴の歩き方  作者: 曲瀬 湧泥
大竪穴の設定集
3/6

「亜人」図鑑

 大竪穴には、冒険者たちが降りていく前から文明を築いていた先住民『うちびと』が存在する。外界から降りた冒険者たちは、外見の違う『うちびと』たちを「亜人」と分類し、自分たち「純粋人類」と区別した。

 亜人の種別は様々だが、共通の言語を持ち、混血も一般的に行われている。

 下に、作中登場した主要な亜人種を紹介する。



蜥蜴人種(リザードマン)

 その名の通り、緑色の鱗を全身に生やしたトカゲのような姿をした人種。

 亜人の中でも他の亜人族や外界の人類との交流が少ない種族で、もっぱら一族で深層の奥深くに村を作って住んでいるらしい。その文化や風俗には謎が多い。

 体温の低さなど冷血動物の特徴を持ってはいるが、機敏さなどの面では他の種族にもひけをとらない身体能力を持つ。また、音に敏感。


猿人(エイプマン)

 猿のような特徴を持った人種。

 一族内でも容貌のバリエーションが多様な人種で、一見すると人間と変わらないような姿をしたものから、黒々とした皮膚に全身を硬い体毛で覆われた巨大な猿という容貌のものまで幅広い。共通する特徴としては、獣じみた体毛と短い尻尾などが挙げられる。

 素早い身のこなしと怪力を持ち、五感特に嗅覚も鋭い。容姿のため純粋人類と共生する場合も多く、また混血も多い。


巨猪人(オーク)

 巨大な体格に黒ずんだ皮膚、猪のような顔と牙を備えた人種。

 亜人の中でも体格に優れ、見かけどおりの怪力を発揮する。その容姿と力から粗暴な人種と思われがちだが、中には理性的なものも数多い。もちろん、その力を悪用するゴロツキまがいのものどももはびこっている。


鳥人(バードマン)

 その名の通り、鳥のような顔と羽毛を持つ人種。

 体じゅうを羽根に覆われ、顔にはクチバシ、手の指には鳥のようなカギ爪が生えている。羽根の色やクチバシの形は人によってさまざま。羽根が生えているからと言って飛べるわけではなく、もっぱら体温調節や皮膚の保護の役割を果たすようだ。

 多種族との混血が多く、鱗が生えた個体や、顔と体だけが純粋人類の個体も見受けられる。


矮鬼人(コボルト)

 小さな体と、額から生えた短い角が特徴の人種。

角と多少色が浅黒いことを覗けばほぼ純粋人類と変わりない姿かたちを持っているため、都市部に溶け込んで生活する者も多い。肉体的には他の人種より劣るため、もっぱら魔術を修めたり、金貸しなどの頭脳労働で生計を立てる場合が多いようだ。

 容貌から、純粋人類にはわけもなく「邪悪」という印象を持たれがちである。


地底小人(ドワーフ)

 小さくずんぐりむっくりとした体の人種。

 鍛冶の名手として知られているが、地下の穴蔵にこもってほとんど人前に姿を現さない。生態に関しても謎が多いが、ドワーフの工芸品が常に一定量市場に流れているところからみると、何らかのルートでつながりを持ってはいるようだ。

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