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猫耳ラジオ、0人から。  作者: sakura


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8/10

第8話

こんばんは。

猫耳ラジオへようこそ。


この物語は、夜の小さな部屋から始まるラジオの物語です。

まだ誰も聞いていない配信。

それでも、誰かに声を届けたい。


そんな思いで始まった、小さなラジオ。


もしよければ、

少しだけこの配信を聞いていってください。

第8話 友達に教えた

その日の配信も、静かに始まった。

「こんばんは。」

「猫耳ラジオです。」

視聴者数。

4

こはるは少し笑う。

「今日は……また増えてますね。」

コメントが流れる。

「こんばんは」

「今日も来た」

こはるはゆっくりコメントを読む。

「ありがとうございます。」

そのとき。

新しいコメントが流れた。

「友達に教えた」

こはるは少し驚く。

「え?」

思わず声が出た。

「本当ですか?」

コメント。

「うん」

こはるは少し黙る。

胸の奥が少し熱くなる。

誰かが。

このラジオを。

誰かに教えてくれた。

こはるは小さく言った。

「ありがとうございます。」

窓の外を見る。

星が静かに光っている。

こはるはマイクに向かって言った。

「まだ小さいラジオですけど。」

「聞きに来てくれて嬉しいです。」

その夜。

猫耳ラジオは。

ほんの少しだけ。

遠くまで届き始めていた。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


猫耳ラジオは、誰も聞いていない配信から始まる物語です。

それでも、続けていればどこかで誰かに届く。

そんな小さな願いを込めて書いています。


もしよければ、これからも

こはるのラジオを少しだけ聞いていってもらえたら嬉しいです。


また次の夜の配信でお会いしましょう。


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