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猫耳ラジオ、0人から。  作者: sakura


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10/11

第10話

こんばんは。

猫耳ラジオへようこそ。


この物語は、夜の小さな部屋から始まるラジオの物語です。

まだ誰も聞いていない配信。

それでも、誰かに声を届けたい。


そんな思いで始まった、小さなラジオ。


もしよければ、

少しだけこの配信を聞いていってください。

第10話 また来る

その日の夜。

こはるは少しだけ緊張していた。

猫耳ヘッドホンをつける。

レインボーの光が静かに揺れる。

配信開始。

「こんばんは。」

「猫耳ラジオです。」

視聴者数。

7

こはるは少し笑う。

「今日は多いですね。」

コメントが流れる。

「こんばんは」

「今日も来た」

こはるは嬉しそうに言う。

「ありがとうございます。」

そのとき。

コメントが流れた。

「登録した」

こはるは一瞬止まる。

「え?」

コメント。

「チャンネル登録」

「また来る」

こはるは少し黙る。

胸の奥が温かくなる。

こはるは小さく言った。

「ありがとうございます。」

窓の外を見る。

星空。

静かな夜。

こはるはマイクに向かって言った。

「まだ小さなラジオですけど。」

「これからも続けていきます。」

猫耳ヘッドホンの光が、静かに揺れていた。

そして。

猫耳ラジオは。

少しずつ。

誰かの夜に届き始めていた。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


猫耳ラジオは、誰も聞いていない配信から始まる物語です。

それでも、続けていればどこかで誰かに届く。

そんな小さな願いを込めて書いています。


もしよければ、これからも

こはるのラジオを少しだけ聞いていってもらえたら嬉しいです。


また次の夜の配信でお会いしましょう。


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