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冷めたピザを分け合う

 着信音で目を覚ます。また今日も真夜中に電話が来た。やはり仕事の電話だった。


 あまりに常識のないブラックさだが、今の世の中でもそういうものは残っている。おいしいケーキが皆に一つずつ用意されていた時代もあれば、冷めたピザを分け合わなくてはならない時代もある。


 そんなことを考えながらぼんやりしていたら、空腹をおぼえた。腹の虫も鳴った。深夜だというのにだ。ローテーブルの上には帰りに買った真ん丸なピザが残されていた。食べようと思って広げたまま寝てしまったのだ。


 手の甲で叩いてみると、コチコチと、とても硬い音がした。


 温めればチーズが溶けて、再び美味しく食べられるかもしれない。だが、レンジやトースターまで歩いていく気力などない。


 私は電話を手に取って、ハンマーを振り下ろした。

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