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イフライン・レコード/IfLine Record 〜ファンタジー地球に転移した俺は恩寵(ギフト)というぶっ壊れ能力で成り上がっていく!〜  作者: mitsuzo
第二章

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037「レア物④」



 ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ!!!!!!


 天井高20メートル、周囲円形20メートルと割と広めな空間も、全長3メートルのクイックビーが20体もいるとかなり手狭に感じる。⋯⋯ていうか多すぎだろっ!?


 クイックビーからしたら三分の一ほどの俺に対して、数匹単位で同時に襲ってきた。


 やばいっ!?⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯なんてことにはならず、


「固まって襲ってきて⋯⋯あ・り・が・と・よ! ファイヤバレットぉぉーーーっ!!」


 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドっ!!!!


 通常、直径10センチの火の玉だが、そこに魔力を存分に注いで直径50センチの火の玉を2〜30個ほど発現させファイヤー!


 本来、初級魔法であるはずのファイヤバレットだとあり得ない轟音と炎の熱がクイックビーに襲いかかった。


「「「「「キッ!? キ、キィィィィィィィィィィィィィィィっ!!!!!!!」」」」」


 クイックビーは俺を完全に『餌』のつもりで襲ってきたようだが餌が反撃するとか思っていなかったようで。しかも、ましてやここまで強力な反撃がくると思っていなかったのか一度驚いたリアクションを取ったあと、大量の50センチ級の火の玉が自分の体に降り注がれると『恐怖』からなるうめき声を上げ、炎に包まれた。


 周囲にはまだ10体ほどクイックビーがいたが、その場でホバリングした状態で仲間が大きな火の玉に為す術もなく焼かれるのを呆然と眺めていた。


 おそらく、こいつらも俺のことを単なる『餌』だと思っていたのだろう。


 バーカ。


 俺はお前らを狩る側(・・・)だよ?


「ウラァァァァァァァァァァァァっ!!!! ヒャハハハハハハハハハハハハ〜〜〜〜っ!!!!」


 これまでダンジョン内での魔物との戦闘はほとんどが瞬殺だったので正直飽きていたのだが、そんなときこんなモンスターボックスのトラップに当たって、そして目の前には『高敏捷系』とレア物の中では弱い魔物とはいえ、全長3メートルする魔物が大量にいるんだ。しかも、何十匹、いや何百匹いるのかさえわからない。もしかしたら、それ以上かも⋯⋯。


 そんな、|ワクワクするような状況・・・・・・・・・・・⋯⋯⋯⋯⋯⋯興奮しないはずがないよねぇ?


 ニチャァ。


 俺は久しぶりの血湧き肉躍る戦闘を一心不乱に楽しんだ(ルン)。



********************



——1時間後


『キ、キキィィ⋯⋯⋯⋯(ガク)』


 ついに、目の前の大きな『蜂の巣』からクイックビーが出てこなくなった。


「ん? もう終わりか?」


 一応、最初数を数えていたのだが100匹あたりから数えるのが面倒臭くなったので数えるのをやめた。まあ、およそ1000匹前後だったんじゃないかと思う。


「いや〜〜〜久しぶりに暴れた〜〜〜〜〜!! ていうか、あれだけ通常の何倍もの魔力を注いだ魔法攻撃を打っても魔力枯渇しないとかどういうことだよ?!」


 理由は不明だが、魔力が天井知らず⋯⋯無限にあるということは間違いないのかもしれないな。まあ、理屈は知らんけど。メリットしかないのでオッケーということで。


 そんなことを考えている時だった。


 パキ⋯⋯。


「ん? 何か今、音が⋯⋯?」


 パキ⋯⋯パキ⋯⋯パキパキ⋯⋯パキパキパキパキパキ⋯⋯パキーーーーンっ!!


 突然、目の前の直径5メートルする蜂の巣が音を立てて割れ始めた。そして、


「こ、これは⋯⋯⋯⋯⋯⋯スキル書!」


 蜂の巣が完全に割れた後、蜂の巣がぶら下がっていた場所に『宝箱』が()ってぶら下がっていた。


「果実かよっ!!」


 礼儀として一度ツッコんだあと、その宝箱を(むし)り取ってすぐに開けた。


「で、出た⋯⋯『魔力洗浄(マナクリーン)』のスキル書だぁぁぁ〜〜〜〜っ!!!!」



********************



 その後、無事『魔力洗浄(マナクリーン)』のスキルをゲットしたのは嬉しいが、だいぶ納得いかないことがあった。


「だって、そうだろ?! レア物とか言っておきながら100%出現するようなモンスターボックスみたいな部屋にいたし⋯⋯! ていうか、そもそも、このスキル書を手に入れるだけで何であんな大量の蜂の子を倒さないといけないんだよ! レア物1000匹近く倒してドロップアイテムがスキル書1個とかバランスも設定もおかし過ぎだろっっ!!!! 」


 と、俺はこの世界を作った奴なのか、ダンジョンを作った奴なのかわからないが、とにかく、そんな奴らを意識して大声で吠えた。


「ふざけんな、この◯◯◯◯(ピー)やろぉぉっ!! お前なんてな〜、◯◯◯◯(ピー)◯◯◯◯(ピー)して◯◯◯◯(ピー)してやろうか、おおっ!!」


 ソラは一通り、放送禁止用語を交えた罵詈雑言を並べた後、


「は〜〜〜〜〜⋯⋯スッキリした。帰ろ、帰ろ」


 と、モンスターボックスを後にした。


 ちなみに、クイックビーが全滅して宝箱が出現したタイミングで大きな扉が開いていた。


 そこから外へとソラが出た瞬間、その大きな扉が閉じ、そして、


「消えた⋯⋯」


 さっきまで大きな扉があった場所には、まるで扉など最初から無かったかのようにただの岩山となっていた。


「遭遇率が低いだけでレア物の出現はダンジョン内の普通の魔物と同じ出現の仕方だと聞いていたが例外(・・)もいるってことか⋯⋯。ていうか『例外のレア物』とか⋯⋯レアにレアへの重ねがけとかやめろよな! 紛らわしいわっ!!」


 クイックビーのあまりにも特殊な出現条件や討伐条件を思い出し、再びキレる主人公であった。


 まる。


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