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【完結】異星人からの侵略を受けたので、どうにか生き延びて反撃をします  作者: 星空甲
3章

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93/100

93回目 持ち場で粘る、出来る事をする

「来たぞ、今度は5隻」

「はいよ」

 返事をしながらカケルは出撃していく。



 どれほど分厚い壁であっても、突破してくる者はいる。

 それらに対応するのが、カケル達のような機動兵器部隊だった。



 艦船は急激な動きが出来ない。

 一旦動き出したら、なかなか方向を変える事が出来ない。

 なので、側面からの攻撃に弱い。

 それらの代わりに対応するのが、旋回能力に優れた機動兵器になる。



 小回りがきき、装備によっては艦船を撃破する。

 そんな機動兵器が、様々な方向から突撃してくる敵艦に対処出来る。



 カケルの乗る人型ロボットは、今もその為に出撃している。

 突撃してくる5隻の敵。

 それを倒すために対艦兵器を携えて出撃していく。



 小型空母から出撃したカケル達は、護衛と共に敵へと向かっていく。

 突進してくる敵艦の側面にまわり、比較的装甲の薄い横側を狙っていく。

 当然、敵も迫るカケルを撃墜するために攻撃を仕掛けてくる。

 艦船のそこかしこに搭載している対空兵器。

 それらが迫るカケル達に向けられる。



 カケルもそれは分かってる。

 敵が無防備だとは思ってない。

 だが、カケルも腕を上げている。

 わずか5隻程度の艦隊の攻撃など難なく避けていく。



 乗ってる人型ロボットの性能も上がっている。

 機動力に探知能力。

 バリアによる防御力。

 これらは葦原に到着した時点よりも向上している。



 このため、敵の位置や攻撃方向を先んじて読み取る事が出来る。

 狙ったところに攻撃を当てる事が出来る。

 そして、敵の攻撃を防ぎ、損害を皆無に出来る。



 その人型ロボットで敵艦の近くまで接近する。

 構えてきた大型のビーム砲の射程におさめる。。

 高さ13メートルの人型ロボットと同じくらいの長さを持つ長砲身。

 それを敵艦に向けて、引き金を引く。

 艦船の砲撃と同じ威力を持つ一撃が放たれた。



 発射されたビームが侵略者の艦艇をとらえる。

 横から艦船の機関部を撃破される。

 推進力を失った艦船は、更に艦内で誘爆を発生させる。

 脱出の指示が出され、次々の艦船から飛び出す侵略者達。

 それらが宇宙に逃げ出した直後、艦船は爆発して沈没していった。

 まだ多くの搭乗員を艦内に残したまま。



 そんな敵艦の事などかえりみる事もなく。

 カケルは次の敵に向かっていく。

 まだ4隻の敵艦が残ってる。

 それらも撃沈しなければならない。

 倒した敵の眺めてる余裕などなかった。



 その後も何度か突破してくる敵を撃沈していく。

 先に進むほどその数は増えていった。

 浮遊砲台もだんだんと少なくなってるからだ。

 敵を遮るものが減ってるのだから、当然戦闘は増えていく。



 それでもカケルは敵をよく阻止していく。

 味方艦隊に接近する前に敵を撃沈していく。



 葦原艦隊も順調に進んでいく。

 確かに浮遊砲台も減っているが、足が止まる事は無い。

 行程そのものは順調だった。

 まだ進路を邪魔するほど敵の抵抗は激しくない。

 立ち塞がる敵は浮遊砲台で撃破できている。

 だが、これがいつまで続くか。

 その不安はどうしてもつきまとった。



 それでも進むしかない。

 進んで、敵を倒すしかない。

 生き残るにはそうするしかないのだ。

 艦隊も、葦原も。

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こちらのコメント欄で今までの話が話題になってる事もあった
皆さんも覗いてあげてくれ
http://mokotyama.sblo.jp/article/189426272.html
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