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【完結】異星人からの侵略を受けたので、どうにか生き延びて反撃をします  作者: 星空甲
3章

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85/100

85回目 多いからこそ脅威、多いからこその不利 2

 侵略者の恐ろしいところは、その数だった。

 日本国防軍はもとより、集結した各国の軍をも上回る数で襲いかかってくる。

 普通に戦えば、その数に飲み込まれてる事だろう。



 だが、質や性能はそれほど高いわけではない。

 単体で艦艇や戦闘機などを見れば、それほど高性能ではない。

 むしろ、地球側の方が上回っている。

 一対一で戦えばほぼ勝てるほどだ。



 だが、隔絶というほどに開いてるわけではない。

 数があれば補える程度だ。

 その数において侵略者は大きく上回っている。



 今回の葦原への侵攻でもそれがあらわれた。

 圧倒的な数による侵攻。

 それは準備していた防衛手段を圧倒していく。



 用意した多数の浮遊砲台も突破されようとしている。

 他の方面に配置した砲台を移動させてるが、戦場に間に合うかどうか。

 その前に、殺到した侵略者艦隊が、葦原の軌道を被って制圧するのではないかと思えた。



 そうはさせじと各国の軍が動いていく。

 数で圧倒する侵略者だが、数の多さのせいで統率が上手くいかない。

 どこかで動きが止まると、それが全体に影響してしまう。



 それを狙って、各国の軍が攻撃を仕掛ける。

 撃破や撃退を狙ってのものではない。

 とにかく動きを止める。

 止めて混乱を発生させる。

 動きを阻害していく。



 侵略者艦隊の様々な部分に攻撃を仕掛けていく。

 個別の能力では上回ってる地球側である。

 部分的な戦闘では勝利を確実に手にしていく。

 そして、敵の動きを少しずつ封じていく。



 各所で起こる動きの停滞。

 それは周囲に影響を及ぼしていく。

 勢いが削がれていく。



 先頭で発生した停滞は、その後ろにいる艦隊の動きを止める。

 だが、前進しようという勢いが簡単に止まるわけもない。

 衝突こそしないが、前を行く艦艇を避けようとする動きが発生する。

 そうして動いた艦艇が、別の艦艇の動きの邪魔になる。

 更にその動きをよけて、別の誰かの邪魔になる。



 こうした事態にそなえて、互いに邪魔にならない陣形がとられている。

 それでも混乱はどうしても発生する。



 そこを地球側は突いたのだ。

 混乱は更に拡大していく。

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こちらのコメント欄で今までの話が話題になってる事もあった
皆さんも覗いてあげてくれ
http://mokotyama.sblo.jp/article/189426272.html
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