67回目 葦原攻略、拠点破壊・重要施設確保
小惑星による質量攻撃は首都だけではない。
他の有力都市にもぶつけられていく。
逃げ出した政府関係者が首都を移さないように。
生き残った都市を中心に葦原が結束しないように。
こうして各地の都市や軍は分断されていく。
まとまって動けなくなったそれらは、まずは周辺との連絡をとるしかなくなる。
これで初動は完全に封じられた。
脱出者達はそんな敵を撃破していく。
軌道上の宇宙基地を制圧・破壊し。
地上の宇宙港を破壊し。
資源採掘所や工業地帯などを除いた部分を破壊していく。
可能な限り都市や基地は残したい。
しかし、確保するために損害を増やしたら意味が無い。
この為、やむなく都市・基地は殲滅していく。
まずは制圧するのが先だ。
ただ、資源採掘所や工業地帯は出来るだけ残す。
さすがにこれらは今後必要になる。
出来るだけ無傷で確保して利用したかった。
確保できれば今後の展開が楽になる。
こういった考えに基づいて葦原を攻撃していく。
敵対するもの、攻略の邪魔になるところは優先的に破壊し。
生産・製造に必要な部分は残す。
壊しても再生すれば良いものは壊し。
無くなれば再生に時間がかかるものを残していく。
大雑把に言えば、これが基本戦略だ。
もちろん、人間も再生可能というわけではない。
死ねばそれまでだ。
この時代でも、死人をよみがえらせる方法はない。
ただ、クローン・複製は出来る。
死者がよみがえるわけではないが、死んだ人間と同じ者を作る事は可能だ。
なので、単純に人員が必要なら、この方法をとる事にした。
わざわざ占領して協力を求める必要も無い。
ただ、さすがにそれはそれで手間と時間がかかる。
クローン人間で労働力を確保するにしても、製造が完了するまで空白期間が出来る。
最も求められる時間を、こういう形で浪費するわけにもいかない。
なので、人の損失も極力おさえるようにはしている。
その為に、誰を残すのか選別をしていく。
瑞穂で行ったように、ネットを通じて、様々な情報を集める。
それを元に、協力的な者と邪魔をしてくる者を分けていく。
これが本格的に行われるのは、葦原を制圧してからになる。
だが、事前にネットにも介入し、出来るだけの情報を集めもする。
時間を少しでも短縮するために。
幸い、葦原制圧は順調に進む。
都市や基地を破壊された葦原は、まともな抵抗が出来なくなっていく。
そんな葦原各地を次々に制圧していく。
あるいは殲滅していく。
資源採掘所と工業地帯の確保も進み、可能ならば即座に稼働させていく。
大半が自動化されてるので、人間がそれほど必要ないのがありがたい。
だからといって不要とはならないが。
何にせよ、初手の一撃が功を奏した。
首都の破壊により、葦原の機能が麻痺した。
その隙を突く事ができた。
脱出者による葦原制圧は進んでいく。




