16回目 殲滅される敵対勢力
もっとも、こういった活動への非難も続く。
マスコミなどによって、こういった行動は反乱として報道されていった。
「無抵抗の市民を撃ち殺してます」
「軍は民間人を殺してます」
殺されてるのは、軍の邪魔をしてる連中である。
それは明確な敵である。
保護すべき市民や民間人ではない。
殺して排除するべき敵だ。
そういった報道があちこちで行われていった。
だが、それも想定済みである。
まともな行動に出た軍により、こういったマスコミも殲滅されていく。
テレビにラジオ、新聞などなど。
様々な報道機関が攻撃をされていく。
それも、建物を占拠するという時間のかかるやり方ではない。
戦闘機による爆撃や、戦車や長距離砲による砲撃によって破壊される。
放送設備を失うのは痛い。
だが、放っておけば嘘八百をでっちあげられるだけ。
それならば、無い方がまだマシだった。
こうしてデタラメの放送が消えていく。
その間に、まともに動ける軍は各地での迎撃を展開していく。
もっとも、それらも効果的に動いてるとは言いがたい。
ミチオ達と同じく、地上で活動する者達の兵器も制限がかけられてるからだ。
それを取り外し、とりあえず動くようにしている。
そのため、本来の性能を発揮できなくなっていた。
爆弾の迎撃も、本来の想定通りには行えない。
その分、犠牲も拡大してしまっている。
とはいえ、それも日本人が求めた結果だ。
誰かに責任転嫁出来るものではない。
全て自業自得である。




