1回目 爆撃から始まる逃走劇
「なんだ?」
泉堂カケルは鳴り響く警報に驚いた。
だが、すぐに状況を察すると、足早に動き出す。
ここ最近、物騒な話はあちこちでささやかれている。
それが現実になったんだと思った。
カケルの思った通りである。
その日、宇宙から星に向けての爆撃がなされた。
衛星軌道上に展開する艦隊によって。
それは侵攻が確かに始まった事を告げるものだった。
始まりは数年前。
開拓星である出澄の近隣にて、異星人と接触した事から始まる。
日本領地であるこの星は、同時に人類が進出した最先端でもある。
そして、人類生存圏の外縁部だ。
そこに圏外から別の人類が接触してくるのは当然と言えた。
だが、この接触は決して幸せなものではなかった。
接触した異星人は日本外交団に向けて一方的な宣言をする。
「ただちに星から撤退せよ」
出された要求はこのようなものだった。
それだけではない。
星の明け渡しと、本星までの航路・地図の提供を。
ならびに、地球人類の奴隷化を要求した。
のめるわけがない要求である。
そんな相手と日本側は交渉を続けていった。
成果は全くあがらなかったが。
そうして数年が過ぎた。
異星人は最後通牒を突きつけてくる。
「要求に従わねば、侵略者として排除する」
その言葉に交渉団は唖然としたと言われる。
そして、その宣言が出されてからほどなく。
出澄に攻撃が仕掛けられていった。
カケルが聞いた警報は、それを告げるものだった。
面白かったら「いいね」を押してくれると嬉しい
各話ごとの「いいね」でどこが特に面白かったのも把握出来るので、書くに当たって助かってる
気にいってくれたら、ブックマークもしてくれるとありがたい
なお、評価点は最終回にて判断してくれればと思う
その時、楽しかったと思えたら、評価点を入れて欲しいなと
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今まで、下記のコメント欄とかに作品が出た事があった
今回もそうなるかもしれないので、覗いてみると面白いかも
そうでなくても、単純に作品紹介として
http://mokotyama.sblo.jp/article/189426272.html