愛故に…
不安をどこへぶつければ
笑って過ごせるのだろう。
不安をどこへ押し出せば
泣かずにすむのだろう。
不安をあなたにぶつければ
共に悩んでくれようか
不安をあなたに任せれば
手を差し延べてくれようか
ああ…
今日も独り
あなたを想い
目を閉じる
ああ…
今日も独り
あなたを想い
目を覚ます
幾度
この声にならぬ想いを
叫んだことか
幾度
この心を締め付ける想いを
叫んだことか
それでもなお
この想いは消えもせず
色褪せることなく
私のもとで育ってゆく
何故…
離れた距離が
想いを一層深く…
強くする…
ああ…
不安をどこへぶつければ
身を委ねられるだろう。
不安をどこへ押し出せば
明日を見つめられるだろう。
不安をあなたにぶつければ
共に嘆いてくれようか
不安をあなたに任せれば
共に朽ちてくれようか
愚かな想いは
時に激しく
時に哀しく
私の胸に突き刺さる
ああ…
違う…
私が望んでいるのは
あなたのそんな顔じゃない
私が望んでいるのは
あなたの…
手にした瞬間
満足に思ってしまった。
その浅はかさが
時に私に牙をむく
寂しいと
悲しいと
苦しいと
言ってしまえば
進めるか?ああ…
あなたのただ一言が
欲しいだけなのに
いつも
いつも
声にならない
好きでいてくれようか
こんな私を
愛していてくれようか
こんな私を
ああ…少し
ほんの少し
疲れただけ
大丈夫。
耐えられそうよ。
もう少し。
大丈夫。あなたがそこで
待っているのなら。。