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自業自得だよね?

思い付きで書いているといざというときに詰まってしまいそうだなぁ(;´Д`)

 夏休み二日目、いつものように朝ごはんを食べる。食べ終えた後食器を洗いスマホに何か新着のお知らせが来ていないか確認。…コウタからのメールだ。内容は見なくても分かる。A・Oで早く遊ぼうだろう。まぁ、違ったら困るので一応確認…


『レン!A・Oで早く遊ぶぞ!アインの噴水で待ってるからな!』


 着信履歴を見ると昨日の日付、しかも勉強会が終わってからすぐの事だった。


「…おかしいな、昨日は寝るって言ったのに。まぁ、待っていたとしても自業自得だよね。さてインしますか。」


 私はNVGを被りA・Oにログインする。


 ◆


 私は前回ログアウトした町の外に降り立つ。


「うえぁ!?びっくりした、プレイヤーかよ。」


 私のインに驚いた近くにいた戦士風のプレイヤーが武器を構えて居たが私だと視認するなり武器をおろす。


「あ、こんにちわ。」


「あ、お、おおうこんにちは?って、そうじゃねぇ。アンタ何でそんな所からインしてきたんだ?」


「え、前のログアウト時にここでしたからですよ?不味かったですかね?」


 私の返答に戦士風さんは呆れたかのような顔をする。


「はぁ、もしかしなくてもMMO初心者か…。っと悪い、俺は店長だ。」


「レンです。」


「嬢ちゃんがしたその方法は野外ログアウトって言ってな、まぁそのまんまだ。すぐログアウト出来る利点があるがアバターが五分間その場に取り残されるってデメリットがあってその間は無防備な状態になるんだ。もしその間に敵Mobやプレイヤーに攻撃されてHPが全損したら強制的に死に戻り。つまり噴水送りだな。次からはちゃんと町中やセーフティエリアでログアウトするんだぞ。…ん?嬢ちゃん装備すら着けてねえじゃねぇか、…あぁ初心者だもんな。いいか、丸腰でいるのははっきり言って自殺行為だ。あえて丸腰いる変態プレイヤーが居るみたいだが…。嬢ちゃんも早めに装備しておくんだぞ。まぁこんなところだ。…っと悪い、Mobが湧いたみたいだ。あー…嬢ちゃんは丸腰だったな。危ないから装備をしてからまた出直してきな。そんじゃな!」


「あ、はい。頑張ってくださいね。」


 親切な店長さんはそう言うとMobに向かって走っていった。私は言われた通り町に行くことにした。

 …嬢ちゃんじゃなくて男なのに。まぁこの姿じゃ何言っても通じないことは確定事項だろうな。


 ◆


 俺がMobの湧き待ちをしていると背後で光放つエフェクトが湧き少女が出てきた。一瞬Mobと間違えそうになり武器を構えてしまった。


 …どうやらこの子、レンは初心者の様だ。Mob湧きまで少しある、何よりこんな可愛い子を見捨てて死に戻られたらゲームだとしても寝覚めが悪くなりそうだ。よし、ログアウトの事でもちょいとレクチャーしてやるか。


 …まさか丸腰で来ているとは思わなかったぜ。まぁ、こんなとこか。おっと、Mobが湧いたか。思ったより早かったな。ここじゃMob格好の経験値だ。すぐに取り合いになる。俺は話を切り上げMobに向かって走り出す。後ろからレンの声援が聞こえる。へへ、悪い気分じゃねぇな。武器を構え、駆ける。そして吠える。


「いらっしゃいませぇぇっっ!!」


 ◆


「………。」


 てくてく


「………。」


 てくてく


「………。」


 何ていうか周りからの視線が凄い。チラ見なんてそんな生易しいものじゃないガン見だ。あ、ちょっとそこのプレイヤーさんそのまま進むと…あ、ぶつかった。よそ見しているからぶつかるんだよ?ほら、ぶつかられたプレイヤーさんもムッとしてるよ。謝るような仕草をするプレイヤー、一回こちらをチラ見したかと思うと何か熱い絆で結ばれたかのように顔を合わせだし握手を交わしだした。


 私は周りの視線から逃れる為に歩を速めた。


 ◆


「なんて綺麗なんだ…しかもあのふさふさ尻尾…モフらせてくれないかな…」


 俺は街に現れた狐っ娘に目を奪われていた。近くを通りがかった女性プレイヤーがゴミを見るような…いやゴミを見る目で見てくる。が、俺の見ているものを知るなり顔を赤くし可愛いものを見つけてたまらないといった目で狐っ娘を見始めた。

 フッ貴女も同志か。っといかん、狐っ娘を追わなくては!


「くぅ、和装したら可愛さが半端なくなるだろうな。…うぉ!?」


 しまった狐っ娘を見惚れているあまり他のプレイヤーにぶつかってしまった。


「す、すまない。よそ見をしてしまった。」


「むっ、礼儀はなっているようだから許す。まぁ俺もよそ見をしていたからな…はっ、あの子は!?」


 俺がぶつかってしまったプレイヤーは急に辺りを見回し一点を見つめだした。案の定その先にはあの狐っ娘が居た。


「まさか…!?」


「き、貴殿もか?」


「同志よ!」


 俺達はお互いに手を差し出し固く握手を交わし、フレンド登録をした。相手の名はムッシュむらむらというみたいだ。ネームのインパクトによって一瞬で名前を憶えられた


「さぁ、行きますかムッシュむらむらさん!」


「ゆくぞ、トイレットペーパー殿!」


 まぁ、俺も人の事言えたもんじゃないけどな。


「しまった!あの子が居ない!」


「なにぃ!?手分けして探すぞ!見つけたらWisかメールを送ってくれ!」


 話し込んでいるうちにあの狐っ娘を見失ってしまったようだ。急いで探すべく俺達は駆けだす。今考えたあの狐っ娘を見守るという崇高なる使命ために。


 ◆


「ふぅ、着いた着いた。」


 噴水のある広場に到着した私はコウタを探すべく辺りを見回す。死に戻ってきたプレイヤー達にもやっぱりガン見される。ふと気付くと私を見るプレイヤーと他の場所を見ているプレイヤーに分かれていた。


「…あれか。」


 視線の先には半泣きで武器を素振り続けているコウタの様なプレイヤーと隣で体育座りしているナツ姉さんのようなプレイヤーが居た。

姉さんの登場が最後…しかもセリフなし…

(ノД`)・゜・。


駄文スキルのレベルがウナギ上りに上がってく…(;´・ω・)

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