表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/34

最終決戦

 戦争の開始時に魔法によって作られた装備が割り当てられる。

「力が湧き出る」

グレッグは言った。


 「みんな、いやなんでもない」

僕は言おうとしたけど言わなかった。

消滅するけどいいか、なんて加護もらっといて今更みんな引けない。


 「どの神を狙らう」

魔王と秩序の神は念入りに計画を建てる。


 思えば神に狙われる身に自分からなるとはなかなか奇特な魔王と神であった。

それを言えば自分たちもなんだが。


 「狩りの神へ仕返ししてみるか? 」

魔王ブレイブは言った。

「それでもいいが、別に個人的な憎悪はない」

秩序の神、デッド・ジャッジは言った。


 その時だった。

冥府になにやら侵入者が現れ始める。

「それは同じく人間やエルフ達だった」


 「話は筒抜けだ! 丁度我が最強になりたかったのだ」

毒の神ポイズンであった。

毒の花のような見た目で、人ではない。

ラフレシアと言えばわかりやすい。


 「この人間たちは一体」

デッド・ジャッジは言った。


 「こいつらか、我が捕まえた異教徒だ」

その囚人たちの目は赤くなり意識はでポイズンの思い通りといった感じだ。


 「いけ! 」

ポイズンが叫ぶとゾンビと人間の中間の動き、動物のような動きの人間といった感じだ、そういう戦闘スタイルで襲ってくる。


 リキがナイフで受け止める。

普通のナイフなら彼らの攻撃の重圧に耐えれないだろう。

もし耐えれるナイフがあっても体がもたない。

しかしデッド・ジャッジの加護により強化されていたので受け止めることができた。


 「死ね! 」

リキは叫び赤目人間の頭にナイフを突き刺す。

赤目人間は呟いた。

「助かった……」

もちろん目の前にいるのは死体でもうすぐ死ぬ。

しかしポイズンの牢獄からは解放されたのだ。


 周りが戸惑っていた中でリキが最初に殺した。

皆がもっと戸惑いを見せる。


 「何をしている、人間」

ブレイブは叫ぶ

「これは人なのか? 」

ローランドは言った。

ローランドは迷いもなく赤目人間を殺していた。

勇者に迷いはなかったのだ。


 「もう人じゃない」

魔王のこの言葉がみんなに覚悟を与えた。


 「ゾンビを殺すのと一緒だ」

僕は今まで防御に徹していたが赤目人間を剣で振り払い心臓に剣を刺す。

驚いたことに赤目に人間はまだまだ動く。

「頭だ」

ローランドはそう言って持っている弓で赤目人間の頭に矢を刺した。


 こうして赤目人間、エルフ、ドワーフ達の襲撃から何とか生き残る。 

「ふむ、ゾンビ病からついに進化させたんだが」

ポイズンがそう呟いた。


 今までの記憶が走馬灯になるかのごとくの衝撃。

こいつがゾンビを生み出したのか。

スパイクの体のまま冥府に来ているためか、どうじにスパイクの怒りも伝わる。

僕は走り出し、ポイズンを剣で刺すように切った。


 ジュウ、という音と気味の悪い植物的な匂いのする液体が煙となって傷口から出てくる。


 周りも加勢する。

ハンクは切りかかるときに天性を使い自分の体重を増やした一撃を放った。

僕のより威力が出ていた。


 「気味が悪いわ」

レベッカが言った。

死が近い戦いで少しでも何やしてやろうという気持ちだろうか。

神への冒涜は罪だが今は敵だ。


 「デッド・コープス」

デッド・ジャッジは叫ぶ。

どうやら冥府内では、相手を捕まえる効果らしい。

ポイズンは徐々に根っこを冥府に掴まれていく。


 「デッド・スパーク」

雷の攻撃が何度も放たれる。

魔王も同じように技を放つ。


 「ブラッドソード」

魔王は体を切るとその自分の血を剣に染み付かせ、剣は黒炎を帯びる。

魔王はポイズンを何度も斬る。


 「思ったより、強いな、行け」

ポイズンが叫ぶと、今度はもっと強そうな雰囲気を持った人間が一人現れる。


 「勇者……デイビット」

魔王は呟いた。


 「こいつは、狩りの神からもらった、狩りの神は話し合いを提案した、我は勝てば話し合いをするといった、しかし我は勝った、そして手に入れたのだ」

ポイズンは言った。


 「俺にはできない」

ローランドは言った。

「知っているのか」

僕は言った。


 「俺の上司とも言っていい、魔王に勝ち生き残った勇者なのだ」

ローランドは震えていた。

「何言ってんのよ、今は敵よ、それにあのままにしておいていいの? 」

レベッカは言った。

「強い女だ」

ローランドは剣を持ち力を込めた。

「調和の天性、力を貸せ」

そういうと剣は今まで持っていたデッド・ジャッジの加護のオーラを失う。


 「ふはは、面白い」

デッド・ジャッジは呟く。

自分の加護を剣から外す、ローランドは面白かったのか。


 「奴の力を調和し消し去る、しかし奴は救えないだろうな」

ローランドが歩いて近づくデイビットに近づく。

「先輩知ってるか、俺も魔王倒したんだ」

ローランドは言った。


 「うが……」

デイビットはそう叫ぶだけだ。

「くそ! 」

半ばやけくそと言ってもいいほどの立ち振る舞いで戦い始める。

他の者も加勢をしようとすると

「親玉をやれ」

ローランドは言った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ