表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/46

プロローグ

プロローグ


闇の堆積した、いずこにあるとも知れぬ部屋。

 その中心に一人の男が座っていた。つやのない銀髪、いや白髪で室内の闇に溶ける黒い服を身につけている。その顔は高い筋の通った鼻と大きな眼が特徴的で大変整っていた。

だが、乾燥してかさついた肌と獣のような眼光によって男の顔はその美しさを根こそぎ奪い取られていた。

そんな男は木目の浮いた光沢のある机の上に紙の束を広げ、ウンウン唸りながら目を通していた。


「ほう……これは」


男の目がある資料の上で止まる。男はその資料を手に取ると食い入るように読み漁り始めた。


「はは、素晴らしい、これこそ私の求めていた結果だ」


男は資料を机の上に放ると、笑い始めた。狂気に染まった声が室内の澱んだ空気を揺るがせる。


「これが成功すれば私は至高の存在になれる! 失ったものを再びこの手に取り戻すのだ! もう一度、もう一度あの日に戻れる!」


男は立ち上がり、拳を突き上げる。その快哉の叫びは深い闇に吸い込まれていった。




今、何かの歯車が回り始めた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ