表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

マスクの良い点

 三密を防ぎましょう、と初めに言ったのは誰か知りませんが、私が初めて聞いたのはテレビの小池都知事からでした。小池さん久々に見た気がしました。覚えやすいキャッチフレーズで良いと思います。


 厚生労働相からも日々大々的に発表されていますが、今回の新型コロナウイルスは空気感染しません。これは当初から口酸っぱく言われてきたことです。空気感染するものとしては肺の結核菌が有名ですね。後はインフルエンザもするんじゃないかと言われています。それからノロウイルスも、乾燥すると舞い上がるんだそう。

 これに対して新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染です。要は単体では空中に浮遊しない、あるいは浮遊しても失活して感染力を失ってしまうと考えられます。


 では何故毎日のように感染者のニュースが上がるのか、と言えば、それはエアロゾル感染によるものではないかと思われます。

 エアロは空気、ゾルは粒子です。正確には違いますが、そんな感じ。飛沫感染の拡張版と考えれば良いと思います。これはそれほどよく起きるものではないらしく、主に病院等で使われる吸気マスクを、感染者から他の人に消毒せずにすぐに移した際などに起こるそうです。つまりは唾や鼻水などで湿った空気があると感染するということ。


 口、または鼻から飛び散った飛沫は空気中に散布され、その後乾燥します。乾燥すると多くのウイルスは感染力を失ってしまうようですが、乾燥する前、湿った状態で保持されれば空気感染様の広がり方をするということです。だから三密の中の一つが、「換気されていない密閉空間」なのです。エアロゾル感染を防止するための対策です。


 後の「二つ手の届く親密な近距離での会話」、「人口密度の高い空間」は飛沫感染防止でしょうか。

 少なくともこれらを防ぎつつ、例えば電車の吊革やスーパーの買い物籠等、外出先で誰が触ったか分からないものに触った場合、その手で目、鼻、口、傷口等粘膜に触れない。そう徹底しておけば感染しないということです。


 どうしても三密を守れない場合は、マスクをしましょう。無いよりはマシだと思います。

 医療従事者の方々がマスクが無くて困っているのはそういう理由です。彼ら彼女らはゲホゲホとする感染者の口の中を覗かなくてはなりません。そんなときに自分の粘膜を保護する為に、物理的防御の代替としてマスクが活用できます。とはいえ、医療従事者内でも感染が広がっていることも念頭に置いておく必要があります。


 また、新型コロナウイルスには潜伏期間があります。なので既に自身が感染している可能性もあります。そんなとき、三密を破ってマスクをせずに唾を飛ばして会話をしていれば感染を拡大することに繋がります。咳エチケットにはこういう意味もあると思います。


 ですから、まずは三密を守る。マスクは気休め程度。そのように認識しておくと良いと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ