マスクの欠点
仕事のために電車に乗ると、見渡す限りの白。それは言い過ぎか。ただ、誰も彼もがマスクをしている。薬局から、ネットショップからマスクは姿を消し、消毒液も見当たらない。それが毎日のようにニュースに上がっている。中々に異常事態です。
日本という国では昔からこういう傾向があります。インフルエンザが流行れば、ノロウイルスが流行れば、みんなマスクをする。本文の冒頭でも書きましたが、一体何を防ぐつもりなのでしょうか。
なので私は、咳やくしゃみをしていない方がマスクをしている場合、花粉症か罹患者なのだと思うことにしています。
というわけでマスクの機能と使い方を書きます。
今日においては日進月歩の技術革新により、マスクの機能性は大幅に向上しております。とはいえ、ウイルスはツーツーです。
多くの方が使い捨てマスクを使用されていると思いますのでそれについて書きますが、原材料は不織布です。不織布は織った布と違い、隙間が少なく濾過性に優れているのが特徴のようです。今調べました。
そんな付け焼き刃な知識しかないのに否定するのか、と思われたかもしれませんが、それでもなお否定します。フィルターに関しては毛が生えた程度には把握しているからです。
フィルターにも種類があります。エアコンのフィルターのように薄いものやふわふわしたもの。これが一番目の粗いプレフィルターです。そこから電石フィルター等のより細かいものを経て、一番目の細かいものがHEPAフィルター。それぞれで絡めとるためのターゲットが異なります。一番粗いプレフィルターは埃等を、そこから花粉、細菌、そしてHEPAフィルターはウイルスまで取り除きます。凄いですね。なのでこのHEPAフィルターはクリーンルームを作るための外気処理機に搭載されたりします。後は身近なものだとダイソンの羽のない扇風機。あれの『pure』と銘打っているものには搭載させていたと思います。
ただ、当たり前ではありますが、目が細かくなればなるほど空気の通りも悪くなります。つまりその分強力な風量が必要ということです。
もうお分かりだとは思いますが、マスクにウイルスを取り除くだけの目の細かさを要求すると、多分息が出来ません。逆説的に今あるマスクは息が出来ているのでウイルスを防げない、というわけです。
じゃあどうしろと言うんだ、コロナに罹れというのか。そんな突っ込みをしてくれるキャラを置きたいところ。そんなキャラにはこう言いましょう。
落ち着いて。我々には知恵がある。