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回復職が一人旅!  作者: 月の海
たびのじゅんび。
9/19

九話

短いです。

「ハァッ!」

「グギャっ!?」


「セイッ!」

「グギュッ!!」


「チェストーッ!」

「グピーッ!」




「ここら辺でやめておきますか...」


高い位置にあった太陽は、もうだいぶ傾いてきている。

あの後森の深くには入らずに散策していると、結構な数のゴブリンと戦うことになった。

ゴブリンは戦いの練習にもってこいだったが、さすがに疲れる。

受けた傷を治しながらの戦闘も少しは慣れたことだし、今日はここで切り上げ街に戻ろう。




「これは...絶景ね...」


森の浅い場所で戦っていたため、すぐに草原に出ることができた。

夕日の光を浴びて黄金色(こがねいろ)に輝く草が波打ち、夕日は黄金の海に堕ちていく。

朝とは全く違う色彩を見せてくれる草原に、思わず溜め息が出る。


暫し森の入口で見ていたが、暗くなると魔物も凶暴化するらしい。名残惜しいが帰るべきだろう。

1日でこれだけ濃い体験をしてるのだ。

この世界は途轍もなく広い。

旅に出たらもっと素晴らしい景色に出会えるはずだ。


疲れているのに足取り軽く、期待に胸が膨らむ。

帰って休んで、明日はもう一度森へ行こう。レベルを上げ、まずは森を抜けた先、東に旅に行こう。東だけじゃない、北にも南にも西にも行こう。


楽しみがいっぱいだ。楽しいからこそ、面白いからゲームなのだ。目一杯楽しまなければ損ってもの。当てもなく旅が出来るなんて、こんなに楽しいことはない!


薄暗くなり、灯りをつけた街が見える。

街に入ればそこがチェックポイントとなる。そのままログアウトしよう。


今夜はよく眠れそうだ。



今回で一区切りといった感じです。

次回は幕間みたいな感じです

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