四話
連続投稿です。
前話で言った通り主人公視点です。
追記:ステータスを修正
一瞬の暗転のあと、私は街の中にいた。
振り返ると噴水があり、そこを中心にして古い西洋の木造建築の家が立ち並んでいる。
噴水の周りは広場になっており、人々が行き交っている。
「これがVR...本物にしか見えないなぁ...すごいな...」
人々の中には剣や槍を持った人もいる。恐らくプレイヤーだろう。
「取り敢えず、ステータスを確認しましょう」
メニューを開きステータスを確認する。
《ステータス》
name:ミヅハ Lv1
HP :15
MP :10+1
【筋力】:1
【耐久】:1
【俊敏】:1
【器用】:1
【知能】:1+1
【精神】:1
《技能》
【僧侶の素養】Lv:1 【魔の強化】Lv:1 【採取】Lv:1 【料理】Lv:1 【鑑定】Lv:1 【素手】Lv:1
《スキル》
ヒーリング
技能が増えてる。何故。
【素手】Lv:1
素手での格闘の技能。筋力値に威力が左右されるが、素手のため威力がでない。
武器系技能を持たない場合自動取得。
ナルホド。本来入れるべき【杖】の技能を後回しにしたから格闘での戦闘なのは理解していたが、自動取得でしたか。
他の技能は全部自分で選んだものが入っている。スキルのヒーリングは【僧侶の素養】の初期スキルでしょうね。
「次は装備を見てみましょう」
メニューに戻り装備の項目を選択する。
《装備》
頭部:
胸部:麻の旅服 上
腕部:
腰部:麻の旅服 下
脚部:旅のブーツ
アクセサリー:
武器:
「うん、わかってたけど武器はないわね」
素手でやるなら手袋くらいは欲しかったけれど、それはまた今度。
「アイテムボックスはどうなってるのかしら」
《アイテム》
ポーション(初)×3
アミュレット
「ポーションはいいとして、アミュレットは何かしら?」
アミュレット rank1
御守りの一種。アミュレットは防御系にボーナスを与える。アクセサリーの欄に装備可能。
効果
【精神】に+1のボーナス
アクセサリーでしたか。初期のボーナスアイテムみたいなものかな。取り敢えず装備。
一通りの確認を済ませたため、ひとまず行動しようということでフィールドに出てみることにした
今いる噴水広場が街の中央で、そこから大きめの通りが4つある。
1日で全て歩き回ることはできそうにないので、チュートリアル的なフィールドである草原に繋がる東の大通りに進んだ。
東の大通りは結構な数の人が歩いているが歩くのに支障はない。
NPCの店らしきものからプレイヤーの露店も見受けられる。
「今は買える物もないしスルーね」
この世界のお金の単位はリスタであるが、今はリスタもないので買い物はできない。
しばらく歩くと街の外が見えた。ここからはフィールドになり、モンスターが襲ってくる。
ステータスを確認し、装備を確認。ポーションをショートカットにセット。
問題はあるがまずはやらねば始まらぬ。
それに、成り行きで始めたものだが憧れのVRMMOで心が躍っているのがわかるのだ。
「よし、行こう!」
そうして私はフィールドに走り出した。
主人公がなぜか男らしくなっていく...。
ステータスなんかは一区切りついたら乗っける予定です。
※アイテムにrankの追加