十七話
今回は繋ぎの話なので短いです。
レベル上げは何日か続いた。
戦闘し、ご飯を食べ、装備を直し、また戦闘の繰り返し。
そうして倒した魔物の素材で装備を作ったり修復したりで技能のレベル上げ。
そうこうしてるうちに私もルベもレベルは上がっていった。
今の私はレベル8、ルベはちょうど5だ。
依頼は終了、と言いたいところだが。
「アップデート、かぁ...」
「ですねぇ...」
今日のログイン時にアップデートのお知らせが届いていたのだ。
要約すると、
・敵のHPMPの数値を不可視化、ゲージは見える
・空腹値の可視化
この2つだ。
細かい修正は関係ないので省いた。
今まで鑑定で見えていた数値がわからなくなるということらしい。
戦闘において鑑定はモンスターの詳細を確認するだけになってしまった。
まあゲージは今まで通りに見ることができるし、戦闘以外でも使い道がある。
...今までも戦闘じゃ数値は見る余裕なかったし。
空腹値は今までもあったらしいが、それが見えるようになったとのこと。
それと同時に空腹によるバッドステータスも可視化された。
朝昼晩の食事抜かなければ特に問題はない。抜く気もないがな!
そんな感じで朝食をルベとともに済ませながらアップデートを確認し終わり、今後の活動についてだが。
「私はそろそろ一人旅の準備かな」
「やっぱり行っちゃうんですね...」
ルベは寂しそうに言う。
準備とはいうが、レベルを10まで上げて、装備も揃えてから行く気だからまだま時間はかかる。
まだルベにはお世話になります。
「こ、こちらこそ!」
寂しそうな表情から一転、笑顔になったルベが可愛らしく言った。
「それじゃあ、依頼は継続ということで」
「はい!まだまだ頑張りましょうね!」
...ルベもちょっと戦闘狂の気が出てきたかなぁ?
まあいいか、楽しんでるみたいだし。
さて、今日の目標は森うさぎ、ではない。森うさぎはもうソロでも安定して倒せる。
標的は森狼、フォレストウルフだ。
短くてすみません...
次の話は増量して書いていくつもりです。
...今月の更新はもうできるかわかりませんが。