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回復職が一人旅!  作者: 月の海
まだじゅんびはつづく
17/19

十六話

短いですが投稿です。

今後も不定期で更新する感じになると思います。

そうして何体かゴブリンを倒し、ルベのプレイヤーレベルが1つ上がった。

このままレベルを5まで上げれば技能スロットが1つ増える。

このまま狩りを続けよう。



「...ん?」


「?どうかしましたか?」


「何か、見えたような...」



草木の間で何かが見えたような気がした。...灰色?



ガサッ


「!...何かいるわね」


「はい...私にも聞こえました」



草を踏み締める音とともに影が高速で動くのを見た。

ルベは弓から棒に持ち替え、私もダガーを逆手で右手に持ちボクシングスタイルで、ルベと背中合わせに警戒する。


(ゴブリンではないのは確か...でも森うさぎでもない。影の形やさっき見えた色と違う。速いのは一緒みたいだけど)


周囲を走り回っているらしいそれはどうやら1匹ではないらしい。


複数の足音が聞こえる。草を踏みしめ揺らす音と灰色の影。


そしてそれらが一際大きな音を立ててそれが飛びかかってきた。



「グルァア!」


「ーーー!っくぅ!」


「ミヅハさん!」



どうやら2匹だったらしい。1匹目の攻撃は避けれたが、2匹目の攻撃でHPが削られた。


狼人間、と言えばいいのだろうか。

犬の頭に灰色の体毛で覆われた人のような体。

手足には鋭い爪、口には剥き出しになった鋭い牙。


(【鑑定】...!)



コボルト Lv2

HP30 MP10



コボルト Lv3

HP35 MP10



解説を読む暇はない。

攻撃した後すぐにまた森に隠れてしまった。



(一撃自体はそこまで重くはない...。でも連携が厄介)


「ルベ、次の攻撃が私の方に来たら、一体は取り押えるわ。その間に叩いて」


「は、はい!」



話し終えると次の攻撃が来た。

狙いは...私!



『強打ッ』


「ガァウ!」

「ったいなぁ!」



スキルを発動した左手で、飛び出してきたコボルトの頭を叩きつけた。

もう1匹の方からダメージもそこまで大きくはない。痛いけど。


その後は叩きつけたコボルトをルベと一緒に叩き、もう1匹も同じ要領で倒した。

防御力のある敵ではないらしい。



「終わったね。でも見たことない魔物だった」


「この森も相当広いですからね...きっと違う魔物もいっぱいです」



それもそうかと考える。

まだまだ未開の地が多いのだ、この世界は。



「さて、想定外だったけど、まだまだやるよ」


「あう...頑張ります...」




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