180°
実は、待っていたんだけど
結局君は
帰ってくるなり、お風呂に入ってベッドに直行
僕が
窓の向こうから見ていたのは
実は、君の幻だった
一人で眺めた星空は
思った以上に冷たくて
昨日のことが、まるで数分前なのは
僕の時計が
寒さで凍ったせいだろう
温かいお風呂が恋しくなるとか
疲れたからお休みとか
今朝言っていた言葉と
180°
ごめん
温めた、ブランデー入りの紅茶
冷え切った僕の体
冷たく光る電子レンジ
今日の星空は
昨日の続き
双子は、まだ泣いている
明日には、その涙も止まるだろうか
眠れなかった。
ありがとうございました。