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第4話 ボディーブロー
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォー!
地響きのような変な音がしたかと思った次の瞬間、 大量の水が厨房の方から押し寄せてきた!
私は逃げようとしたが遅かった!
久草
『た、助けてくれ、ヤマザキぃ!わしは泳げんのじゃ。 』
ゴボゴボゴボゴボ。
溺れそうになっている久草は私の肩にしがみついている。
このままでは久草と共倒れだ。
他の議員は早々と濁流に飲み込まれ流されていってしまった。
『うわぁー。』
ヤマザキは庶民不自由党から出馬したのを後悔していた。
何故、私はこんな奴らと一緒にいたのか。
久草
『か、金は、い、いくらでもやる!
だから誰か、た、たすけてくれー死にたくないぃー』
その一言を聞いた瞬間、
ヤマザキの中で何かがハジけた。
発作的、という言葉が適切かもし
れない。
強烈なボディーブローを久草の醜く膨れあがった腹にお見舞いしてやったのだ。
久草
『ガハッ!』
ヤマザキ
『おい!クソ!少しは弱者の痛みを思い知れ!』
久草
『く、クソだと?!
き、きさまぁぁあ~』