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僕の飼い主と「青の魔道書」  作者: 暦 司
転校生と転送人の影(2章)
26/30

おまけ 魔装具と魔装武器について

ミント(以下 ミ)「ここ何処?」

楓「よくあるおまけコーナーでしょ。」

ミ「・・・前回は僕視点の話がおまけだったよね。」

椛「そんなことは知りませんの。」

楓「今回は魔装具と魔装武器の違いについて説明しろってさ。」

ミ「・・・魔装武器は魔法を使えなくても使える。」

楓「もっと詳しく!本編で説明したくないらしいから。」

ミ「・・・文字数稼ぐのは楽なんだけどね。」

椛「誰が説明文ばかりの小説を読もうと思いますの?」

ミ「確かに。」

椛「頼まれてませんけど、ついでに魔道書についても説明しましょうか?」

ミ「うん。じゃあまずは魔装具の長所と短所から。」

ミ「長所は以下の通りかな。」


長所

・使用者の戦闘スタイルに合わせて調整されている。

・魔法の使用の際に、魔法に組み込むことができる。

 例としては、ミントの不知火。

 魔装具の性能と切れ味、本人の魔力で効果範囲と威力が変わる。

・魔力を充電できる。また、素材によって、充電しておける魔力の量が変わる。

 ミントの場合、腕輪、髪留め、そして魔装具に

 『空蝉』を瞬時に発動するための魔力をためている。

・充電してある魔力は、魔法の使用に使える。

 また、魔力を充電してあると敵の魔力を弾くことができる。

・また、素材によっては消費魔力を抑えたり、威力を底上げしたりもする。

・青の国『イシュ』の民だけの特徴だが、魔装具は分解し魔力とすることができる。

 また、逆に魔力の状態から再構成することもできる。

 ミントが急に長刀を持っていることがあるのは、こういう理由があるから。


楓「長所多い。」

椛「あの時の魔法陣は、魔力を込めてたのですね。」

ミ「空蝉は消費が大きすぎて不知火と同じですぐに使えないから。

  椛の発動が遅くて空蝉一発で済んだのが勝因かな。」

椛「・・・もし、私が泥棒猫みたいに魔装具を使っていましたら?」

ミ「充電された魔力使用による氷の壁連続生成で僕死んでたかもね・・・。

  ・・・死なないにしても魔装具は壊れるかな。」

椛「・・・チッ。」

ミ「・・・・・・・。」

ミ「・・・じゃ、続いて短所!!」


短所

・使用者以外の魔力に非常に弱い。

 色が同じならまだいいが、別の色の魔力だと壊れる可能性もある。

・触れているだけで魔力が吸収される。吸収された魔力は武器に蓄えられていくが、

 魔力が枯渇している場合や、戦闘開始時に魔力を込めすぎると、

 自信の魔装具に魔力を全て持っていかれ死に至る危険性がある。

 ミントの場合は戦闘開始時に魔装具に『空蝉』一回分の魔力を込める。

 腕輪は、魔装具に吸い込まれすぎた場合の予備の魔力として付けている。

 


ミ「こんな感じ。補足すると、僕の髪留めの魔法陣は空蝉用だよ。」

楓「どっちも致命的な短所。魔装具って危険なんだ。」

ミ「使いこなせれば利点しかないよ。」

楓「そういえば不知火は?」

ミ「あれは髪留め腕輪無しで直接体内の魔力を使うかな?

  戦闘中には絶対に使わないよ。起動式オーダーの隙が大きいし。

  イメージも効果範囲の設定も瞬時には無理。

  発動するための魔力も多すぎて、すぐには使えないし。

  使ったら使ったで動けなくなるし。

  だから、『不知火』は敵に対する不意打ちが主な役目の魔法だよ。」

楓「『不知火』結構不便ね。」

ミ「・・・でも、僕が戦場に立つと大概『不知火』をうつかな?

  一人で戦場に送られて、敵全部切り裂いて離脱っていうのが基本だよ。

  味方もいないし、敵にも人間はいないから遠慮なく撃てる。」

椛「魔装具はわかりましたけど、魔装武器についてはどうなんですの?」

ミ「僕はあんまり知らないけどこんな感じ。」


長所

・魔法が使えない人間でも使用できる。

 魔力さえあれば使用者を選ばないことが利点。

・魔装具と違い、触れているだけでは魔力はとられない。

 使用すると魔力が減る。

・触れていると魔力探知が使える。

 ランクはB。


ミ「魔装武器の長所はこんなとこかな?」

楓「少ないね。」

ミ「だからほとんど使う人がいないよ。

  でも紅葉の魔装武器は結構レアなんだよ。

  あれ一つで色々とできるから。」

椛「そうなんですの?」

ミ「回復も攻撃もできるのは結構レアだよ。

  普通は一つの魔装武器で一つのことしかできないし。」

ミ「次に短所ね。」


短所

・一部を除いて応用性が聞かないこと。

 例えば『銃』なら弾を撃つことしかできない。

 『剣』なら斬撃を飛ばすか直接斬るぐらいしかできない。


ミ「これは、魔力を充電できないから起こる問題かな?

  魔装具なら、充電した魔力をいつでも使えるから。」

楓「短所も少ないんだ。」

ミ「あと、分解できないんだけど・・・

  もともとイシュの人以外出来ないから除いたよ。」

椛「次は魔道書についてですの?」

ミ「・・・それが、ほとんど解明されてないんだよね。」

楓「そうなの?」

ミ「人類が生まれる前から存在していたとか、

  神が書いたとかその段階だよ。」

椛「・・・じゃあ、このコーナー終わりですの?」

ミ「今の僕は使い魔だし、一部の情報ならわかるよ。」

ミ「今分かっていることは・・・」


・魔道書を開いた時点でその魔道書の主人となる。

・主人が使い魔とできる人間は一人のみ。

・主人となってから、もっとも最初に触れた人間が使い魔となる。

 ミントの母は開いた瞬間にミントが現れるように設定した。

・契約の解約は、主人か使い魔どちらかの死亡のみ。

・魔道書を持つ限り、主人は自分のいる空間と使い魔がいる空間を

 一時的につなげることができる。

・主人は、使い魔に対して『命令』ができる。 

 『命令』は確実に実行しなければならない。

・魔道書には物を収納できる。(これは、魔道書に乗せるだけでしまうことが可能。)

 取り出す場合も、使い魔か主人が念じると収納されている物のリストが現れる。 

 また、収納されている物の時間は一時的に止まる。

・使える魔法以外は読めない。使える魔法がない場合は、開けない。


ミ「これぐらいかな。」

楓「結構わかってること多いのね。」

ミ「全部使い魔になった時に魔道書から書き込まれた情報だよ。」

椛「・・・お兄様以外の人に拾われればいいものを。」

ミ「ああ、たぶん開けないんじゃないかな?

  僕が魔道書を開けないってことは、僕より高い魔力を持った人しか開けないし。」

椛「チッ。」

ミ「・・・気づいてたけど、君って僕のこと嫌いだよね。」

楓「へぇ~じゃあ、兄貴の魔力はミントより強いんだ。」

ミ「そうなるね。・・・幼少のころから修行してきた僕のプライドがボロボロだよ。

  フィニスの神童って言われるぐらいなのに・・・。」

楓「元気だしなよ。」

ミ「・・・深淵魔法を1日で使えるようになった君に言われてもね。

  一つの深淵に踏み込むのに、僕は3年費やしたのに。」

椛「そういえば深淵魔法って結局何ですの?」

ミ「よし、じゃあ今回はそれを説明して終わりかな。」

ミ「魔法はこんな感じ!!」


・発動には起動式オーダーと魔法に合う色の魔力が必要。

・イメージがしっかりできると暴発が少ない。

・ランクは下からC、B、A。

 深淵魔法はその種類の魔法を全て使用できる状態になって初めて習得できる。

 つまり、楓と椛はイレギュラー。

・深淵魔法の習得は並の人間には一生不可能。

 ミントは、剣のA~Cランクの魔法全てを1日で習得できる才能があるが、

 不知火を習得するには3年かかった。空蝉は4年。

 ここでも、楓と椛はイレギュラー。

・魔法を出す際に魔力を消費するが、

 深淵魔法だと消費する魔力が多すぎて瞬時に使うことができない。


ミ「本当に君ら規格外だよね・・・。」 

楓「そうなの?」

椛「そういわれましても、自覚はないですわね。」

ミ「・・・一部を除くA組、B組、C組の人達に謝った方がいいと思う。」

楓「その人達にざまぁという言葉を贈ろうかな?」

ミ「ひどい!!」

椛「悪魔!!」

ミ「ドS!!」

椛「クズ!!」

ミ「ブラコン!!」

椛「ブラコン!!」

ミ「いや、それブーメランだよ。」

椛「え・・・。」

楓「・・・・・・・・・・・。」

椛「じゃ、じゃあ変態!!」

ミ「ゴミ!!」

椛「ツンデレ!!」

ミ「ツンデレ!!」

椛「それもブーメランですの・・・。」

ミ「あれ!?」

楓「・・・ありがとう、あとで二人とも魔法の実験台になってね。」

ミ「すみませんでした。」

椛「ごめんなさい。」

楓「じゃあ、今回はこの辺で。」

ミ「ごめんなさい。」

椛「ごめんなさい。」

楓「・・・さよならでしょ。」


楓「次回のおまけ予告。ディールさん参戦。」

ミ「嘘乙。」

椛「嘘乙ですわ。」

楓「・・・フフ。」

ミ「え?嘘・・・だよね?」

2.5章投稿の予定日は10月25日です。


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