VS蛾
文章がおかしいところありまくりだと思いますが、ヨロシクですm(_ _)m
うわー。はははははっ。うお!!
ぎゃーー!!!
ハァハァハァ。
ん?あっどうも、この度ナレーションを担当致します。七菜七です。
………『ななななな』って酷いと思いません?名前が七なのはラッキーセブンなんだそうです。はぁ。
まぁ私の事は置いといて2の7初の挑戦相手は一匹の『蛾』です。
今は昼休み。みんなで楽しくワイワイとご飯を食べていたのに、突然放たれた恐怖の怪物……。まじこえーです。
「ななな!!そっち言ったわよ!!」
ぎゃーー!!いや!いや!いや!くんなくんな!!いやほんと来んなよ!!
蛾は蹴ったり教科書で叩いてもなお向かってきます。
ふざけんな!!せっかくおにゅ〜のバックに、これまたおにゅ〜の香水をかけてきたってのに………蛾の輪分なんて死んでも着けさせん!!!!!
バックの前に立つ私は正に弁慶。
後ろにおわす、義経公のためにここは通しませぬ!!
少し距離を空けて対峙するは私と蛾。
どこからともなく吹く風(扇風機の風)に私の髪がサラサラと揺れ、蛾はその体全体が飛ばされそうになるのを必死に堪える。
周りの皆は固唾をのんで私達二人を見守る。
その均衡を解いたのはいつも聞いているあの音。
キーンコーンカーンコーン
「お前らなにやってるんだ!!席につけ!」
私達は一斉に先生の方を向き、般若のような目付きで先生を睨んだ。
「ま、まぁなんだ。元気がいいことは悪いことではないしな!!先生はプリントを取ってくるんで全員静かに自習しているように!!!」
そう言って先生がプリントを取りに出て行った(逃げていった)瞬間私は叫ぶ。
「敵はどこじゃぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」
その声に呼応したように、一人また一人と雄たけびを上げる。すぐに私たちは静寂を取り戻し、血走った目で周りを見渡す。
パタパタ…
不意にそんな音が聞こえ、私たちはその音が聞こえた場所に飛び掛る。
…その場所は、私の机付近。まさに私のバックのある場所だった。
「……この畜生がぁ!!!」
私達は特殊武器(教科書、又はノート)を取り出し、がに向かって突撃した。
だがさすがにそこは蛾。だてに蝶々の姿をしているわけじゃない。
私達の秘密兵器が現れる。
「今よ!加奈!!!」
「オッケ〜!」
そして加奈は秘密兵器のスイッチを押し、『強風』にする。
そう、秘密兵器とは今年になって学校が無駄な資金を使って設置した扇風機だ!!!
これは正に滞空用の最強兵器で、空に逃げる敵には風という名のバリアーが張られ、上からしたに戻されてしまうのだ!!さらに。!たまに上にいる畜生をみじん切りにするという正にこれは畜生どもを殺すための兵器と私達は疑っていないほどの最強さんなのだ!!!
さてさて、そんなことを考えている間に上にいた蛾が落ちてきたよ。
「さぁみんな、グチョグチョにしてやろうではないか」
だが、秘密兵器について追記すると、ある一つの欠点がある。
それは……
先生
「よし、お前ら!プリン…………」
私
「……………」
皆
「「……………」」
先生
「ブワァハ!!」
生徒一同
「「きゃあぁぁあぁぁぁあ!!!」」
そう、欠点とは……スカートがブァーってなっちゃうことなのである!!!!
勿論私達は純情な女子。しかも女子校生なので男子との交流なんて余りなく、更にはここはお嬢様学校だったりするので送り迎えも車なので、はっきり言って知ってる男は親類か執事くらいなものなのだ!!!
………お嬢様が蛾を殺すのに教科書片手に暴れるなよとかいうツッコミは受け付けませんわよ!!ホォーホッホ!!!!
「七ちゃん!!なにあっちの世界にいってんのよ!!早く戻ってこーい!」
「はっ!……私はあっちの世界になんて行ってないわよ!」
「そうじゃなくても扇を片手に『ホォーホッホ』とかいってたら、頭がイッちゃってる人だと思われてもおかしくないよ」
た、確かに……。
「で、でもそんなことより、今は蛾よ!!あの憎き宿敵はどこにいるのよ!!!!」
「さっきそこから飛んでいったけど……」
「………」
少し激しい戦いのあとに残ったのは、静寂と私達のクラスの担任(44歳独身、彼女いない歴44年)だけだった。




