第六話 第六部 第一試合の試合前
7月9日 市営大宮球場 12:00
池之宮「ふしっ。」
海鳳「準備万端だな。」
池之宮「どんな相手でも全力、当たり前じゃないか。」
府中「そうだ、俺達は最後まで全力で戦うのがモットーだ。」
卜部「全力なのは分かってたけど、いつの間にモットーになっていたのか。」
中山「おっし、打ってやるぜ。」
芦毛「それより最初俺達は守備だろ。」
友亀「うちらは後攻ですね。」
栗山「ベンチメンバーもいつでも出れるように準備しておけよ。」
由紀「ハイッ!」
新天「レギュラーの座は譲らないけどね。」
亜弓「みんな燃えてるね。」
熱い夏がもうそろそろ始まりそう。私は今日の出番は無かったとしても緊張してばかりな気がする。でも一生懸命応援して、出番が来たら全力で迎え撃つだけだ。
由紀「あーゆみっ。」
由紀が近づいてくる。
由紀「甲子園いこうね。」
亜弓「うん!」
吉川西ベンチ
加島「一回戦から松江学園か。」
田崎「正直厳しい相手だよな。」
川口「でも俺たちだってさ、可能性はあるんじゃね。」
古木「おもしろいじゃねえか。俺達のいままで練習してきた成果をぶつけてみようぜ!」
戸田「一太刀浴びせれば最高だ。」
金田「ぜってー打ってみせるぜ。」
松井「たのしみだな。いままで野球やってて良かったよ。最後にこんな良いチームと試合できるんだからな。」
加島「よっしゃ、いくぞ!!!」