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ドクターK少女  作者: レザレナ
第六話 夏の地区大会、ついに開催!
95/835

第六話 第三部 抽選会!


 その四日後

 抽選会場

日下部「準備は良いか?」

府中「抽選ですね。それでは入ってきます。」

 ガタッ

三由「監督、今年の甲子園は例年より暑くなりそうですね。」

日下部「そうだな。選手の体調管理はしっかりたのむぞ。」

三由「まかせてください。今年こそ甲子園で優勝させてみたいですね。」

日下部「甲子園で優勝するなんて誰だって考えている道だ。そんな中をあいつらは勝ち抜いていかなければならない。俺は勝つための指示を出すことが一番の仕事だ。それと選手の実力をしっかり引き出すことも必要だ。」

三由「大変ですよね。私もしっかり働きます。」


 学校にて

芦毛「どこになるのだろうな。」

卜部「何処が来たって俺達がしっかりやれば勝てるさ。」

 ザワ…ザワ…

 皆が部室内で芦毛先輩の携帯を見つめている。ものすごい集まりだ。

亜弓「由紀、抽選会ってうちらシードだよね。」

由紀「そうだよ。でもそのブロックが良いか悪いかも気になることろだし。」

亜弓「そうなのか…。」

 ピロロン

芦毛「お、きたぞ!」

皆「おおお!!」

 メールが届いたらしい。

芦毛「Bシードだ。随時対戦相手などが決まったら報告すると。」

栗山「Bシードか。」

亜弓「いよいよだね。」

由紀「うん。がんばろう。」


 抽選会場

 95番、春日部工業。

日下部「お疲れ様。俺は用事があるから先に失礼するぞ。」

府中「わかりました。後で対戦相手の報告をさせていただきます。」

三由「うふ、可愛い男子たちがいっぱいだね。」

府中「こら、ここにきてそんなことするんじゃねえ。」

三由「だってぇ~。」

 46番、吉川西高校

三由「あ、決まったよ。」

府中「吉川西か。メール打たなきゃ。」

 48番、埼玉明治高校。

府中「ん?」

三由「まさか…埼玉明治高校が近くに。」

府中「これ…勝ち進んでいったら二回戦で当たるぞ。」

三由「気合…入れていかないとね。」

府中「そうだな。ここまで決まったならもう出るぞ。」

三由「あ、うん。」

府中「それと蒔苗。」

三由「何?」

府中「必ず甲子園つれてって見せるからな。」

三由「う…うん。 (な、何今ドキッとしたの? え? なんなの!?)」



 ピロロロン

芦毛「お、また来た!」

栗山「今度はなんだろう。」

芦毛「初戦は吉川西高校だってよ!」

海鳳「おお! やってやるぜ。」

芦毛「まじかよ!?」

亜弓「えっ?」

 皆が一瞬静まり返る。そして芦毛の顔色を見ると険しい表情に変わった。

芦毛「二回戦にいけば…おそらく埼玉明治と当たる。」

皆「えぇ!?」

 埼玉明治高校。甲子園にも出場している強豪高だ。まさかこんなところで当たるなんて…。おそらく総力戦。周りからみれば死のブロックになるだろう。

由紀「いいじゃん。強い相手ほど先に倒してしまえば楽だよ! みんな元気だしていこう!」

 由紀が元気な声で皆を勇気付けている。

友亀「そうだな。やってやるぜ!」

池之宮「俺が打てば良いことだろ。」

中山「お前だけじゃねえぞ。俺だっているぜ。」

卜部「絶対後ろにはそらさせねえぞ。」

 皆気合が入っている。誰もがそうだ。勝ちたい気持ちで一杯だ。私だって負けないぞ!


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