第二十五話 第九部 スノーフェアリーのライブ
ジャカジャカ!
綾「おーいえー!!」
「おーいえー!!!」
綾先輩の歌は恐ろしく可愛かった。そして声が響いていく。かわいらしい所も見せながらカッコいいところもちゃんと歌っていく。私達は立って声を上げながらライブを見ていた。周りを見渡すと皆が立ち上がっている。それだけ盛り上がっている…このライブはやっぱり…!
綾「ありがーと!!」
「うおおおおお!!!!」
大きな声が会場中に響いた。ものすごいライブだった。しかもこの盛り上がり方、次のスノーフェアリーのために用意してくれたような…そんな感じがした。そして演奏もすごかった!
瞳「すごいね! なんかすごいのみれたね!」
真希「しかもこの後に優衣たちでしょ!」
そういって私達はワクワクが止まらなかった。そして片付けが終わると同時に色のついたスポットライトが照らされている。
優衣「おまたせー! それじゃあ張り切っていこーー!!」
優衣の声が聞こえると同時に今日一番の盛り上がりを見せた。そして優衣が出てくると同時に多くの装飾が動き始める。そして横から香澄と久美が出てきた。
「くみー!!!」
「かすみちゃーん!!!」
「おおおお!! はいっ! はいっ!!」
私達の前に座っている人たちが大きな声で掛け声をかけ、光の棒を持ちながら大きな声を出していた。それが男性だけじゃなく、女性までやっている。これがアイドルのライブなのだろうか。でも…この盛り上げ方がすごくいい。皆のテンションを上げてくれている。私も自然と体がうずいていた。
そしてスノーフェアリーたちの歌とダンス、とてつもなく良い。テレビで見たときよりもはるかに上手になっている。この三人がいるからこそ…いや、この三人だからこそ出来るこのライブ!




