第二十四話 第二十部 由紀も疲れているけど
亜弓「ふぅ…。」
私はスポーツドリンクを飲みながら試合を見ていた。七回、7対1のまま試合が進んでいく。由紀のタイムリーヒットで追加点、だけど向こうも意地を見せて四番がホームランを放った。館川も友亀も予想外の顔をしていた。あんなコースに投げ込んだのに打たれるなんて…。
シュゴオオオ バシーン!
ストライクバッターアウト!
館川「っし!!」
館川はガッツポーズをとって後続を抑えた。頑張って…私は投げた。けど…やっぱり悔しい。もっともっと…頑張らないと。
由紀「亜弓、疲れはどう?」
亜弓「うん、ちょっと取れてきたよ。」
由紀「それならよかった。私もちょっと疲れているのだけどね。でも頑張るよ!」
由紀も疲れているのか…。やっぱり女子は疲れを感じるものなのだろうか。他の人たちは…どうなのだろうか。
東京大会 準々決勝
ギィイイイン!!
瑞華「よし…。」
村瀬「ナイス代打! やるじゃねぇか。」
吉岡「俺より飛んでないけどな!! はっは!」
涼介「袴田。軽くキャッチボールするぞ。」
瑞華「わかった。」
酒井「なんで試合になると冷静になるんだろうな、袴田。」
阪戸「さぁ。」
石倉「阪戸、お前も塁に出たときは人のこと言えないぞ。」
北海道大会 決勝
暁美「っしゃああ!!」
シュゴオオオオ バシューン!
ストライクバッターアウト!
エヴリン「やっぱり、スゴイ。」
茜「そうだね…。でも…私達だって負けてない。六回までお互いに無失点、ここまで来たならきっと良い結果を出せるよ!」
エヴリン「わかった。七回まで頑張ってね。後は私に任せテ。」
茜「もちろんだよ!!」




