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ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十四話 秋の埼玉大会決勝、因縁の相手
817/835

第二十四話 第十八部 体が重くても

 ギィイイン!!

新天「っしゃああ!!」

 シュゴオオオ バシィン!

 ストライクバッターアウト!

亜弓「っし!!」

 試合はワンサイドゲームになってきた。決して大量得点を取れるわけではないけど、2回から最低一回の攻撃ごとに確実に1点はとっている。結果、6対0、ここまで失点はしていない。

友亀「キャッチボールするぞ。」

亜弓「あ、はい。」

 私はツーアウトになったのを確認してキャッチボールを始めた。

 シューーー バシン!

友亀「ん? お前もしかして疲れているのか?」

亜弓「まあ…ちょっと腕が重いというか…。」

友亀「そうか…。館川! 準備してくれるか!」

館川「えっ? マジ?」

 私が友亀に伝えると館川に声をかけていた。たしかに…このままの調子だとどこかでつかまってしまいそうな気がする。だけど…気持ちで負けてはダメ、常に勝てると思っていなきゃ。それが私の強さだし!

 バシン アウト!!

友亀「よし、いくぞ。」

 私はマウンドへと向かっていった。この回も抑えて…速めに抑えればきっと休める時間もあるはず!

尾上「っしゃあす!」

 バッターは二順目の四番、尾上。前回はストレートで空振り三振、でも四番という位置にいる。だからこそ…気をつけていかなければ。

 シュゴオオ バシン!

 ボールワン!

亜弓「ふぅ…。」

 腕が重い。いつもより重い。だけど…ここでへばっていたら…チームの迷惑にもなる。それに…私はここを抑えなければエースとして…!

 シュゴオオオ

尾上「ど真ん中!!」

 ギイイイイン!!

尾上「やべ、打ち上げた。」

友亀「センター!!」

 とても高い打球がセンターへと飛んでいく。ホームランにはならず、アウトにはできそうだけど…確実に甘い球になってきている。

 バシン アウト!!

 アウトにはした。だけど…もっともっと…。気をつけていかないと…。

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