表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十四話 秋の埼玉大会決勝、因縁の相手
816/835

第二十四話 第十七部 天才の力

 海鳳の打球がセンターのバックスクリーンへと勢い良く飛び込んでいった。いきなりのホームラン、さすがというべきか…当たり前というべきか。

海鳳「っしゃあ!!」

由紀「やっぱり海鳳すごいよね。私なんかより全然センスある。」

亜弓「でも由紀だってヒット量産しているじゃない。」

 私が由紀のうらやましがっている所を見て声をかけた。だがその言葉を聞いた後、とても真剣な表情で、だけど笑顔を見せていた。

由紀「私の場合はどんな球でもヒットにさせることは誰にも負けない自信はある。だけど…海鳳はバッティングに関する総合的なセンスがすごい。アレは私にもまねができない。バットコントロール、ヒットにさせる力、ホームランにさせる力、そして対応力。総合的に見ても私が叶う相手じゃない。おそらく…新山に勝るとも劣らないほど。」

 私はその言葉を聴いて海鳳を見た。初めて会ったときからすごいとは思っていたけど…あれだけのバッティングセンス、どんなときでも堂々としていてものすごい自信に満ち溢れている。彼女にだって真剣な態度で付き合っているし…。あのホームランは本当にすごかったから…。

池之宮「ナイスバッティング。」

 海鳳がベースを踏むと池之宮が待っていた。

海鳳「おうよ。」

池之宮「お前から四番の座を奪い取ってやるからな。覚悟しておけよ。」

海鳳「来いよ。そうやって追いかけてくる奴がいると俺も燃えるからな。」

 そういって海鳳はベンチへと戻って来た。ベンチも皆が笑顔になっている。私も…この人みたいにすごくなってみたい。

海鳳「点とったぜ。頼むぞ。」

亜弓「ありがとう。後ろも任せたからね。」

海鳳「おうよ!!」

 ギィィイイイイン!!

池之宮「(四番は…俺のものだ!!)」

 私達が喜んでいる間にも池之宮がとんでもない打球を放っていた。あの人も…本当に…。すごい、すごすぎる。

篤史「こりゃ…レギュラーとるのは難しそうだな…。強いチームだよ、まったく。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ