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ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十四話 秋の埼玉大会決勝、因縁の相手
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第二十四話 第十一部 多少の疲れ

 シューーー バシン!

亜弓「ふぅ…。」

友亀「昨日の疲れがあるのか?」

亜弓「少しは…でも問題なく全力投球は出来ます!」

 私は試合前のピッチングを続けた。昨日、特訓を行ったせいか、ちょっとだけ疲れが残っている感じがした。アイシングはしっかりとしていたが、この投球間隔だと多少の疲れは出てしまう。大事な時期だけど…試したいこともあるし…。

由紀「亜弓! 監督が呼んでいるよ!」

亜弓「あ、はい!」

 私は走って監督のもとへと向かっていく。今日の調子は決して良いわけじゃない。だけど…ちゃんとストレートはいつものように投げれているはず。だから…この試合は勝たなければ。

篤史「友亀、ちょっと来てくれる?」

友亀「新山か。てかもうすぐ集合だから手短に頼むぞ。」

篤史「やはり日高は疲れているみたいだね。昨日の特訓が少し響いているみたいだけど…。」

友亀「てかお前が教えたのだろ? 頼むよ。まあ受けた感じだと試合にはあまり響かないと思うけど…多少リードは打たせてとる感じがいいのか?」

篤史「いや、いつもどおり三振をとりにいく感じでいいよ。それより昨日の新球種のことだけど…一応シュートを投げさせたよ。正直…自分も度肝をぬいたよ。」

友亀「そこまでか?」

篤史「だけど…まだ付け焼刃程度だから…。この試合で使うかどうかもまだわからない状況だからね。もし投げるなら…この試合では一回のみにして欲しい。まだ隠して欲しいというか…。」

友亀「わかった。もし使うならここぞという時に使うさ。」

篤史「御願いね。」


日下部「とういうことだ。頼むぞ。」

皆「はい!」

 私たちは試合前の準備をして審判たちが出てくるのを待っていた。疲れは…ここにきてあまり感じなくなってきた。これなら…試合も思い切り挑めるに違いない!

由紀「亜弓、疲れは?」

亜弓「うん、大丈夫だよ。」

由紀「そっか。それならよかった。まずこの試合だけど…相手も一度戦ったことのある人たちがいるから…警戒はしておかないとね。二年生中心のスターティングメンバーだけど頑張ってね。」

亜弓「ありがとう。」


高野「やっぱり向こうもある程度主力がいなくなったといっても一年生たちがいるからな。」

戸逗「俺もベンチからその様子は見ていたからわかるさ。でも…あの時のかりはきっちり返させてもらうさ。」

古川「先発は日高か、対決したことある相手だし、負けるわけにはいかないな。」

森「今度こそ勝ってみせるからな。」

尾上「っし、今日も力は入っている。ホームラン打ってやるさ。」

須田「てか、いつもよりふとって見えないか?」

尾上「なぬ!!」

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