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ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十二話 秋大会開始!新山とのお出かけを。
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第二十二話 第十八部 銀杏の出会いと篤史のいつも

銀杏「終わったの? って…あ、真菜さんと佐奈さん!」

佐奈「お久しぶり。」

銀杏「お久しぶりです! 真菜さんと佐奈さんも練習しにですか?」

真菜「そうよ。今日は知り合いもいるからね。」

 そういうと銀杏は私の顔を見る。そして何かに気がつくように目を丸くしていた。

銀杏「甲子園に出ていた日高亜弓さんですか! 始めまして、山茶花桜の妹の山茶花(さざんか) 銀杏(いちょう)です。」

亜弓「よろしく。でも私の名前も…知られているんだね。」

 私は自分の名前が知られていることに驚きを隠せなかった。いろんな人に知られているのは間違いないのだけど…。やっぱり慣れていない。いつもいつも照れたり恥ずかしかったりの繰り返しだ。

銀杏「……え? …もしかして新山篤史さんですか?」

篤史「そうだよ。一度、会ったことあったよね。」

銀杏「はい、一度中学一年のときに姉の桜と会ったことがあります。でも…どこにいっていたのですか?」

篤史「まあ…事故だったんだけどね。でももう大丈夫だよ。」

 そういって新山は笑って答えていた。怪我と聞いたとき、真菜さんの顔があまり良い顔をしていなかった。二人に何か関係があるのだろうか…。

佐奈「それより、バッティングしましょう。篤史君、先にやってくれる?」

篤史「わかりました。じゃあ行ってきますね。」

 そういって新山はお金を持ってバッティングゲージの中へと入っていった。球速表示は150km、プロの中でも速い人たちの球速になる。佐奈さんや真菜さんもこれぐらいの球は簡単に投げられるのだろうか。

篤史「よし…。」

 新山が構える。構えを見て私は体がゾクゾクした。バッティング練習でも見ていつも感じるけど…新山のだけ特殊な何かを感じる。一緒に…野球がやりたくて仕方がないというか…。

 シューーーギィイイイン!

 ボーン! パラララー

佐奈「いきなり当てた…。あの時みたいな感じがするね。」

真菜「ええ。」

 まさか…昔からこんな感じだったのだろうか。とんでもないバッティングセンスだ…。

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