表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十二話 秋大会開始!新山とのお出かけを。
788/835

第二十二話 第十七部 奈菜との再会

 ギィイーン!

亜弓「へぇ、硬式専用のバッティングセンターなのですね。」

篤史「なんだろう…懐かしく感じますね。」

佐奈「そうよね、篤史君はしばらくアメリカにいたからね。」

真菜「プロ野球の世界に入ったら、私もこのバッティングセンターに通うのが難しくなるのよね。」

 真菜さんが車を駐車場に止めながらつぶやく。そうか…真菜さんはおそらくプロに指名されると思われる。となると生活も…。

真菜「どこに呼ばれても頑張っていかなければいけないからね。挨拶はちゃんとしていくつもりよ。」

佐奈「佐奈姉、篤史君が帰ってきてからしゃべるようになったね。」

真菜「…うれしいからね。」

 真菜さんがうれしそうな顔をしている。それだけ…新山には期待しているということなのだろうか。

亜弓「人もけっこういますね。」

篤史「たまにプロの選手も来たりしているよ。」

 ギィイイン!

佐奈「やってるやってる…。あれ? 奈菜じゃない?」

 佐奈さんが声をかける方を見る。バッティングゲージから一人の女の子が出てきた。あれ…どっかで見たことがあるような。

奈菜「あれ? 真菜姉さん、佐奈姉さん。」

真菜「バッティングセンターにいたのね。」

奈菜「ええ、今日は銀杏も一緒に。」

亜弓「銀杏?」

奈菜「あ、亜弓さん。こんにちは。お祭り以来ですね。」

亜弓「お久しぶり。銀杏って誰?」

奈菜「山茶花桜さんの妹です。私と同学年の…。ほら、あそこに。」

 ギィイイイイン!

 きれいなスイングでバッティングをしている女の子、そしてきれいな灰色の髪、短いながらもどこか姉に似ているような気がした。その子が振り返ると姉と同じカチューシャをしている。あれに間違いない。

篤史「お久しぶり。」

奈菜「……うぇえ!? あ、篤史兄さん!? か、帰ってきたのですか?」

篤史「ああ。」

亜弓「兄さんって呼んでいるのですね。」

奈菜「あ、えっと。昔から仲良くしていただいたので…。」

 なるほど…新山と真菜さん、佐奈さん、奈菜はまるで家族みたいな仲だったのか…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ