第二十二話 第十四部 四人で食事
篤史「さてと…何食べようかな。」
佐奈「とりあえずサラダは大きいの頼んでおくね。」
真菜「私はメニュー決めておいたから。」
亜弓「えと…どれにしよう。」
皆がメニューを見て考え始めている。真菜さんだけはもう決まっていて水を飲みながら待っていた。
篤史「日高はどれがいい?」
亜弓「私?」
新山がメニューを指差しながら私に声をかけてきた。新山が近くにいる…なんだか恥ずかしい。けど…メニュー見なきゃ。
亜弓「えっと…次見せて? えっとね…このクリームパスタにしようかな。」
篤史「おっけー。それじゃあ…自分はミックスグリルのライス大セットかな。佐奈姉さんは決まりました?」
佐奈「決まったよ。押すね。」
ピンポーン
佐奈さんがボタンを押して店員を呼ぶ。すると佐奈さんは何かに気づいたかのように手をポンとたたいた。
佐奈「そうそう、ドリンクバーは飲む?」
篤史「じゃあ飲もうかな。日高は?」
亜弓「私も。」
佐奈「姉ちゃんは?」
真菜「飲むわ。」
そんな会話をしていると店員がやってくる。私達はそれぞれ食べるものを注文していく。そして注文を終えるとドリンクバーへと行こうとする。
亜弓「あ、あの。」
篤史「どした?」
突如私の口が先に動いた。体も立ち上がっていたけど…なぜだろうか。でもとにかく聞きたいことが頭の中にいきなり流れてきた。
亜弓「新山はと真菜さんや佐奈さんと…その…血のつながりがあるのですか?」
篤史「え? どうして?」
亜弓「いや、姉さんって呼んでいるから…。」
佐奈「ああ、それは違うわよ。昔からの呼び方でね。」
真菜「そんなことよりいくわよ。」
あ、よかった…昔からの呼び方だったのか…。え、ということは昔からこの三人は関わりがあったということなのだろうか…。




