第二十二話 第十一部 結果は残酷
日下部「それじゃあ…解散!」
皆「したぁ!!」
私たちは挨拶を終えてそれぞれ帰りの準備を始めていた。今日は勝つことが出来たけど…最後にとんでもないものを見てしまった。まさかあんな展開になるとは誰も予想していなかった。誰もが口々に言った、「東光大越谷が負けた」と。SNSサイトなどではその話題が挙がっていて、あの投手のことも心配している人が多かった。
中山「萩投手は大丈夫だったのか?」
栗山「向こうの選手の仲間に連絡取れるやつがいるが…今は聞けねぇな。この状況だし…。それに今日控えで投げていたやつが連絡取れるやつだからさ。」
結果としては22対8、コールドになる前に猛追を見せてくれたが及ばなかった。これが結果として出てしまった。私達はこの勝ったチームと対決する、東武学院高校と対決になる。
篤史「こういうときもあるから高校野球は怖い。でもだからこそ甲子園の道を目指す価値がある。こういうときがあっても勝ちに行かなければならないからな。」
亜弓「やっぱり…そうだよね。」
篤史「勝負の世界だからな。」
由紀「だったら私達だって油断は出来ないよ。亜弓、全力で勝ちに行こうね。」
亜弓「そうだね。」
私は強く手を握った。今度の試合…恥ずかしい試合にならないように全力で、甲子園を取りにいくために勝ちにいく!
由紀「あ、今日用事があったんだった! 亜弓、先に帰るね!」
亜弓「気をつけてね!」
由紀は走って帰る。明日は全員が休みになっている。ここまで疲れてきた体を休めるために時間をとってくれた。そして私は…。
篤史「そうだ、明日は食事だったよな。10時に家の前に行くからそれでいいかな?」
亜弓「うん…。よろしくね。」
新山と…食事へと出かける。でも…会う人って誰なのだろうか。
早田「先生、萩は…。」
「残念だけど…骨が折れている。それもけっこう深い傷だ。復帰がいつになるかまだ…。」
早田「そんな…萩はいるんですか…。」
萩「俺はいるぞ。」
早田「お前…車椅子…。」
萩「大丈夫だよ。負けたのは悔しいさ…涙だってさっきから止まらないしな。でも…絶対に戻ってやるからな。リハビリだって頑張ってこなしてみせるさ。それまで…頼むぜ。」
早田「萩…。ああ、わかった…。」




