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ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十二話 秋大会開始!新山とのお出かけを。
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第二十二話 第十部 一度崩れた歯車は

 セーフ!!

 ランナーが一塁へと踏んで出塁した。しかしそのバッターも相手投手の方を見る。あれは…嫌な当たり方をしてしまっている。

萩「っつう…。」

早田「おい! 大丈夫か!!」

 選手たちがマウンドへと向かっていく。うずくまっていた投手は何とか体を起こすが、痛がっている。軸足である右足に直撃している。それも足首に近い場所だ。

萩「いてぇ…けど大丈夫だ…たて…。」

早田「無理すんな! とりあえず治療だ。誰か、肩を貸してくれ!」

 捕手の早田が何とか萩投手の体を支えながら持ち上げる。そしてもう一人が肩を貸して歩いていく。これで投げられなかったら…相当大変な状況になってくる。

篤史「あれは…無理だな。」

亜弓「えっ?」

篤史「当たった場所と様子から見て無理だ。良くてもヒビが入っているかもしれない。」

由紀「それじゃあ…。」

篤史「続投は無理だな。後続の投手がしっかりしてないと…この試合、荒れるぞ。」

亜弓「後続って…。」

ウグイス嬢「ピッチャー萩君に代わりまして、大島君。背番号10。」

 控えのピッチャーがマウンドへと上がっていく。しかし見たこと無い顔、そして学年の書いてある紙を見ると、一年生と書いてあった。一年生が投手をやるということは、二年生に良い投手が他にいないのだろうか。

 シューーー バシン

池之宮「この試合、決まったな。」

海鳳「これは負けただろ。」

 相手の投手を見て皆が察した。この試合…東光大越谷は…負ける。投手がいないから…負ける。


 シューーー ギィイイン!

伊沢「また打った、これで14点目だぞ。」

 3回に来てまた東武学院が追加点、状況はどんどんと悪化していった。控えの投手が試合慣れしてないせいか、緊張で本来のピッチングが出来なくなっている。それに焦りもやって来て、東光大越谷はここまで1点しかとれていない。悪循環が繋がって大変なことになっている。この試合はどう頑張っても…。

 ギィイイイン!

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