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ドクターK少女  作者: レザレナ
第五話 強豪!名古屋理科大学付属知多高校
77/835

第五話 第二十五部 万能由紀。

 次は五番の野口だ。五番もパワーのあるタイプがいるはず。ここでも注意して投げなければ。

野口「(ストレートは意識早めに意識するようにって設楽が言ってたっけな。やってみるか!)」

友亀「(ここはストレートで抑えるほうが相手に苦手意識をつけることができる。日高、踏ん張りどころだ。)」

 次もストレートを低めに。打たれる気がするけど後ろが守ってくれる。だから信じて投げるだけ!

 シュゴーーーー

 キィイイイン!

野口「しまった、上げすぎた!」

友亀「サード!」

 打ち上げた打球はサードフライに。新天が落下地点に入る。

 パシン アウトー!

 これでワンアウト。ストレートがタイミングとられてきたとしても、こうやって抑えることはできる。三振が取れるときは三振を狙うピッチング、それ以外は全力で投げて、守備に任せる。これでがんばろう!

 次は六番ピッチャーの牛田だ。

牛田「よっしゃああああ」

 人一倍に気合が入っている。これは私も気持ちの中で気合を入れなければ。

 シューーー ブン! バシン

 ストライクワン!

 すごいスイングだけれども大振りになっている。これなら抑えられる!

 グググッ ブシィ! バスン

 ストライクツー!

 変化球には全くタイミングが合っていない。これで追い込んだ。

牛田「(冗談じゃねえ。ここで凡退だったら俺はチームの足を引っ張るだけになってしまう。やるしかねえんだよ!)」

 次はストレート。低めに!

 シュゴーーー

牛田「うらっ!」

 カキィーーーン!

友亀「なっ。」

 鋭い打球は私の足の近くを通ってセンター方向へ。

由紀「しょっ。」

 シュッ パシィン!

 だ、ダイビングキャッチ! しかも明らかに軽く飛んだ感じだ。

由紀「米倉!」

米倉「おう!」

 由紀はグローブをポンと叩いた。これは、グラブトス! 綺麗に米倉のグローブにおさまると米倉はすかさずファーストに投げた。

 バシン! アウト!!!

牛田「くそっ!!! (最悪だ!)」

友亀「ナイス羽葉!」

亜弓「由紀、ありがとう!」

由紀「これぐらい任せろって!」

 ゲッツー、これでスリーアウトチェンジだ。由紀のプレーは本当に光るものがある。もしかしてプロもいけるのでは…。


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