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ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十話 特訓、練習試合、出会い。
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第二十話 第五十一部 二人が思っていること

亜弓「ええ、是非交換しましょう。」

由紀「交流は大歓迎だよ。私達も多くの女性選手とつながることができるから! きっと他の人たちも喜んでくれるはずよ!」

皐月「ありがとうございます。」

 皐月という人は私達と連絡先を交換した。なんだかやさしそうな人に見える。そして連絡先を交換すると私達の顔を見た。

皐月「あの、私そんなに他の人と比べて才能ないけど…甲子園に出れるように頑張りますね。」

亜弓「うん、頑張ろうね。」

由紀「それに才能が無いなんてことはないよ。否定的にならないでもっと自身もっていいよ。」

皐月「そうですか?」

由紀「コントロールも良くて変化球もキレも良く投げれてる。球が速い遅いじゃなくて、そのセンスは良い物を持っているよ。」

皐月「ありがとうございます…。」


篤史「俺が…離れていた理由ね…。まあ…事故だよ。」

千道「どうしてそれを言わなかったんだよ! それに何処にいってたんだ! 多くの報道陣がいろいろと聞き込みをして、野球界は本当に衝撃を受けたんだぞ! 事故って…それが本当ならまだ野球はやれるんだろうな。」

篤史「続けられるよ。ただ、体力も落ちたしブランクもある。というか体力に関しては負担をかけてきたことでちょっとやらかしたのもあるし…。まあ…事故が起きたときは二度と野球は出来ないって言われたけどな。」

千道「お前…それって!」

篤史「でも俺はいまここにいる。そしてプレーしている。まあいなくなった理由としては…アメリカで治療していたんだ。」

千道「アメリカ…行ったのか。」

篤史「ああ…。」

千道「頼みがある。」

篤史「どうした?」

千道「最後に…もういちどお前の球を受けたい。少しでもいいんだ。」

篤史「…10球だけでもいいか?」


亜弓「でも…すごかったよ。あんなに9回フルで投げられて、それもコントロールをしっかり安定したままでいられるなんて…。」

皐月「いや、そんなことないですよ…。でもキャッチャーのリードがあるからかもしれません。」

由紀「たしかにキャッチャーはすごかったわね。それでも二人とも良かったわよ。」

亜弓「これからも…よろしくね。」

皐月「こちらこそ…。」

 バシューーン!!!

由紀「!? なに…この音は。」

亜弓「ブルペンから? いったい誰が…。」

皐月「…行きますか?」

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